現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

金沢健一展@銀座

2006-01-27 | アート感想@関東
会社帰りに銀座へ寄り道。

life/art'05 Part3 金沢健一

5人の作家によるリレー個展の3番目。
Part1の記事→INAX・資生堂@銀座
Part2の記事→銀座・京橋ギャラリー巡り

大きい方の部屋の中央に、鉄板のカケラが無造作に集められている。これまでの《音のかけら》シリーズは、鉄板に切れ目が入っていても、バラバラではなかったので、ちょっとビックリ。でも、鉄板のカケラのなかには、半分に切ったスーパーボールの上に置かれているのもあって、これをバチで叩くと良い音が響く。いろんな音がするのが楽しくて、ついつい叩きまくってしまった。

同じ部屋の壁には、カケラを切り出した残りの部分がモザイク模様になっている鉄板《音のぬけがら》が立てかけられている。抜け殻といっても、光と影の効果もあって凛とした美しい姿を見せてくれた。以上二つの部分でインスタレーション《音のかけら―森から》を構成(たぶん)。

このほか映像作品が2点。こちらも派手ではないけど、観ごたえのある作品だった。

木曜・金曜の17時~18時と、日曜の15時~16時には、作家本人によるサウンド・パフォーマンスもあり。私が行ったときには既に終わっていてたけど、ご本人の姿を拝見することができて満足。

さて、もう一つのお楽しみの○○だけど、2つ追加されて6つになっていた。1つはすぐに見つかったけど、もう1つはスタッフの方にヒントをもらってようやく発見。素直な探し方をするのがコツか?

資生堂ギャラリー(銀座)にて、2月12日まで(月曜休廊)。