現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

多摩センター展覧会巡り

2005-12-18 | アート感想@関東
今日は多摩センターへ。


馬と花と梯子と建物と砂漠と嵐

美術予備校で共に学んだ4人+1人のグループ展。会田誠もメンバーに入っていて、もう一つの「昭和40年会」といった感じ。

会田誠の作品は、展覧会タイトルと同名の《馬と花と梯子と建物と砂漠と嵐》1点だけ。壁一面に貼られた紙に、ブログには書けないようなモチーフが凄まじい迫力でテキトーに描かれていた。まさに会田らしい作品で、この作品を観るだけでも、はるばる遠くまで来た甲斐があった。

また、この作品は心理テストにもなっていて、タイトルに合わせて描かれたモチーフが、それぞれ別のモノを象徴しているとのこと。会田誠のブッ飛んだ心理状態を垣間見ることができた……のか?

Kan Galleryにて、
12月25日まで(木曜休廊)。
その後、画廊MABUI(横浜鶴見、3/16~3/26、月曜休廊)、KIGIギャラリー&スタジオ(軽井沢、4/11~5/1、水・木曜休廊)に巡回。


現在のポートレイト -You are here-

6人の若手写真家による展覧会。ちょうど無料入館日でラッキー!

長島友里枝の《Family Portraits》シリーズは、写真屋で撮ったような家族写真。「やっぱり家族は似てるな~」と思いながら観ていたら、解説の文章を読んでショックを受ける。いやはや、先入観というものは恐ろしい。

このほか、澤田知子の《Costume》シリーズや、清真美の《熱帯家族》シリーズが特に印象に残った。

パルテノン多摩にて、
1月22日まで(12/27~1/3休館)。


東京国際ミニプリント・トリエンナーレ

過去3回の受賞作品を含めて、81カ国・地域の約3,700点の版画作品による展覧会。作品が多すぎて、流し見するだけで終わってしまった。時間と体力に余裕があるときに行けば良かったかも。

多摩美術大学美術館にて
1月22日まで(火曜日及び12/28~1/5休館)。


最後に、ベネッセ・コミュニケーション・ギャラリーで直島情報を仕入れて帰宅。