現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

INAX・資生堂@銀座

2005-12-08 | アート感想@関東
今日は早く帰れたので、銀座で展覧会巡り。

大西康明展 -呼吸星雲-

真っ暗な部屋に入ると、巨大なビニール袋が会場狭しと横たわっている。ビニール袋全体には蓄光シールの水玉が無数に貼られ、ブラックライトの光で妖しく浮かび上がる。無数の水玉といっても、草間彌生のように病的なものではなく、規則的に配置され秩序だった感じ。

巨大なビニール袋は、ファンで空気を吸い込みながらどんどん膨らんでいき、やがて天井に達してはちきれそうになると、逆に空気を吐き出し元の平らな姿に戻る。まるで呼吸をしているかのような巨大ビニール袋の動きを見ていると、その呼吸をする生命体に包み込まれていくような感覚があった。

INAXギャラリーにて(京橋)、
12月24日まで(日・祝休廊)。


life/art'05 Part1 今村源

今村源、金沢健一、須田悦弘、田中信行、中村政人の5人によるシリーズ企画展の最終回。前回は共同制作だったけど、今回は5人のリレー個展。
過去の記事→銀座ギャラリー巡り

会場に入ると、アルミパイプを組み合わせた構造体がギャラリー空間を覆い尽くしていた。解説によると、この構造体は泡をメタファーとしているとのこと。確かに泡が増殖しているようにも見える。特に、下から見上げると圧巻。

また、ギャラリーには○○○○の○○が3点あって、これを探すのも面白かった。2点はすぐに見つかったけど、もう1点が見つけられなくてギブアップ。結局スタッフに教えてもらった。
私からのヒント→1点はむき出し、2点は隠れている

資生堂ギャラリー(銀座八丁目)にて、
12月25日まで(月曜休廊)