息子のその後

先日、整体に行った時のこと。
「そう言えば息子さん、どうなりました？」と聞かれた。
「ああ、おかげ様で無事、退院できました」
「よかったですね～　あれからずっと気になってたんですよ」

前回ここに来たのは、息子がコロナで重症化してICUに入り、

人工呼吸器かエクモかと言う切羽詰まった時だった。
事態の深刻さに気もそぞろ。私まで立っていられない程だったけど、
お店の人に話したら、ずいぶん心が軽くなったものだ。

「他のお客さんも話を聞いて、どうなったのか心配してましたよ」
「それが退院しても、いまだに会社休んでいて、後遺症も大変ですよ」

実は、一時気まずくなってから、ロクに連絡とっていないのです。
9月いっぱいでは体調も戻らず、10月末まで休職することになり、
10月中に1度、バイクを置きに帰って来るはずだったのに、

何の音沙汰もなし。

歩いて足を痛め、風邪もひいて、まだバイクにも乗れてないらしい。
11月も休職させてもらうよう、主治医に診断書書いてもらったとのこと。
近々バイクに乗る練習をしてから、帰ってくるつもりなんだって。

あーあ、いつまでグズグズしてるのだろう。
とりあえず復帰してから様子を見たらいいのに。と、歯がゆい気分。

でも、精神的なものは、落ち込んだらシツコイというからな～　
親は老体にムチ打って、テニス肘に注射打ってでも、仕事してるのに。
いい年の若いもんが、しゃんしゃん頑張らんと！！

・・と言いたいのはヤマヤマ。　

息子の今後の構想を話すと、彼女もOLを辞め、専門学校で資格をとり、
子どもの出産・育児と両立して、自分でお店持つ頑張り屋さんなので
自営業の厳しさを切々と語ってくれた。

1度嫌になって辞めたいと思ったら、別の道がキラキラ光って見えるけど、
現実は厳しくて、自営業はお客さんが入らなかったら1円も入ってこない。
サラリーマンくらい会社に守られている職業はないって。
息子の会社なんて、休職中も全額支給だから恵まれている方だ。

とにかく、自己アピール力がある人でないと厳しいと言われた。
脱サラして農業を始めたり、会社やお店を始める人たちも多いけど、
皆、そんな決意をして頑張るんだろうな。

果たしてどうなることか。
とにかく、1度、息子と実際会っていろいろ話したいものです。