ぴろたまごの雑記帳

小さな庭の見える窓辺でつらつら書いてます
草花の写真もアップしていきます

掃除機、口につっこんで

2013-11-26 23:49:56 | 日記

先日、息子が釣ってきたアジの刺身やホゴの吸い物に舌鼓を打ち、
太刀魚の塩焼きを注意深く骨を取ってやって、おじやから大判焼きまで
機嫌よくパクパク食べていたじーさま。

ひとしきり食事が終わって、
目の前にあった鶏のレバーを今度は自分がつまようじでパクリ!

「ゴクン」のはずが、「う、のどに詰まった」え、まじ?

毎年冬になるとおモチを喉につまらせて亡くなる老人が多いと聞くけど、
現実に目の前でモノをつまらせて苦しむじーさまを見た時、
「ちょっとこれ、今出さないと大変なことになる!」と正直思った。

背中たたいてもダメ、思い切って口の中に手を入れたら上の入れ歯がはずれ、
ついでに下の入れ歯をとり、のどの奥に指をつっこんでも届かない。

え~ もう、どうしよう!
その頃には目をぱちくりさせて「アッアッ」とかなり苦しそう・・

足腰丈夫なら立たせて吐かせるんだけど、立つこともできない。
そうなったら、頭に浮かんだのはもう掃除機しかなかった!
慌てて持ってきて、コードを必死で引っぱり出してコンセントにさしこみ、
「おじいさん、汚いけどごめんね!!」と口の中にホースの先をつっこんだ。

1回目、「強」にしたけど加減がわからず、舌まで吸い込んでもと躊躇する。
その後ドンドン背中たたいても苦しむばかり。だめだ。今、助けないと!

2回目、さっきより奥にさしこみ、さっきより心もち長めに吸って中断。
ホースを抜いて、ダンナがドンと背中をたたくと、レバーの塊が口からポロリ。

あ~~よかった~・・!!! 

こんなことで死なせたら、一生悔やむことになる。
親戚みんなに叱られる。
家族が3人も揃っていて、目の前で見殺しになんてしたくない。
我が家の掃除機、もう10何年も家中のゴミやホコリを吸っているのに、
口に入れられて「強」で吸われて、生きた心地はしなかっただろうな・・
けど、たかが一切れのレバーのために命を落とすよりよかったと思う。

さすがに気分が悪かったのか、しばらく横になっていたけど、
「気道になにか米粒のようなものが残っているような気がする」と言うので、
夜の8時過ぎから救急病院へ連れて行った。
レントゲンを撮っても、肺には異常なし。内科なのでそれ以上の処置もなく、
時間ばかりかかって、帰ったのは夜10時半を回っていた。

「救急なのに、時間ばかりかかるじゃないか。もう治ったから帰る」
と言って結果も聞かずに帰ろうとするじーさま。
 
この最近こちらもずっとクタクタだったけど、
今日、やっと近くの病院に入院できました。
1~2か月は、そこで看護・介護・リハビリを受けさせてもらえそうです。
やれやれ、やっと今夜からゆっくり眠れそう。。。

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついに来た介護の日々

2013-11-21 12:34:09 | 日記


日曜から4日続けて降ったりやんだり、
西は晴れてて南は真っ暗とか支離滅裂な天気が続いたけど、
今日は久しぶりに青空が広がって気持ちいい。





久々の日記です。
なんか、とうとう来たかXデー、という感じ。

この10日間、急に手足の筋力が弱ったじーさまのSOSに振り回されていた。
食が細くなって体力もなくなってきたのか、じーさまの病状は日に日に悪化。

10月初旬はカートを押して歩けたのに、中旬には膝がガクガクして力が入らず、
車いすに乗せたり降ろしたりする時も、抱えなくてはいけなくなった。

最初のSOSは娘の所から帰った数日後の朝、出勤前に電話で呼び出された。
「おーい、早く起こしてくれ・・」

あわてて着替えて行ったら、ベッドの向こう側に足、こちら側の床に手をつき、
起き上がれずにうつぶせになって倒れていて、パジャマの右手は血で真っ赤!
どうもデイサービスに行くため、下着を替えようと取りに行った時に、
よろめいてタンスの角で右腕をすりむいたらしかった。

なんせ表皮がすごく薄いので、すりむいたらベロッと皮がむけて血が出るのです。
最近はずっとケガしてなかったのになぁ・・

電話で助けをよぶために、ベッドの下に置いてる子機に手を伸ばして、
そのまま動けなくなったみたい。
近くに住むいとこ夫婦も呼んだらしく、すぐにかけつけてくれて助かった。

なんせ手もしびれて手すりをつかむ力がないものだから、
一度こけたら容易に起き上がれない。
見に行くたびにトイレの前でこけていたり、
ふとんの上であおむけにひっくり返ったカメさん状態でいたりする。
このまま一人暮らしを続けるのは、とてもじゃないけど不可能になってきた。

電話が届くところでこけた時は、まだ自力で助けを呼べるけど、
一昨日の夕方、電話が通じないので嫌な予感がして行ってみると、
電話の所までたどりつく寸前で力つきて線がコンセントからはずれていた。

「何かおかしい」と頭のMRIを撮りに行ったら、去年と違う新しい脳梗塞!
それで身体のバランスがうまくとれなくなったそうだ。
いつの間にできていたのだろう?
たぶん、食欲が減った夏の終わりから最近にかけてのことだろう。

頭ははっきりしているから、紙パンツが湿ったままでいるのは気持ち悪いし、
痴呆症でないのでグループホームにも入れない。
デイサービスに行ってる昼間は安心でも、帰ってからが心配なんだよね。
動くなと言っても動くし、自分でなんとかしようという気持ちもわかるけどさー

今はダンナが朝6時頃から出勤時間まで身の回りの世話をしてくれている。
かつての放蕩息子も?ここに来て親への恩返しと、すごく献身的なのです。

娘の妊娠とおじいさんの介護がいっぺんにきて、私もクタクタだったけど、
ダンナも頑張ってくれてるから協力しないとね・・

でも、デイの看護師さんや包括センターの担当の人が親切なので、
いろいろ相談に乗ってもらって心強いです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

75分の陣中見舞い

2013-11-12 22:50:27 | 日記


日曜日、初めてづくしで心細い思いをしている娘のところへ行ってきた。

朝8時に出て、SAで焼き立てパンとコーヒーでモーニング、
片道3時間半かけて、着いたのはお昼前。

駐車場に車を停めていると、外に出て来て迎えてくれたのは彼。
娘の方は、病人みたいにパジャマ着たまま2階の窓から顔をのぞかせていた。

部屋に着くなり、娘のリクエストだった昼食のホットドック作り。
持参した材料を広げ、ダンナがキャベツとゆで卵を刻み、私がウインナーを茹で、
「キッチンペーパーは?お皿は?」と、慣れない台所のしまい場所を彼に聞いたり、
娘が飲み物を用意したりして、4人でテーブルを囲んだ。

この2週間で3キロもやせたそうで、最初はホットドックなんか食べれるのかと
心配したけど、気分がいいのか2個もペロリ♪

「大丈夫か? 気分悪くないか?」とダンナが聞くと、
昨日から吐き気が止まって、出血の方も落ち着いたんだって。
あ~よかった。

心なしか、彼もちょっと顔が細くなったみたい。
きっと娘に振り回されて大変に違いない。
つわりで料理ができないので、彼が外で食べ物を調達していたんだって。

なので今回は差し入れに、手づくりのひじきの煮物とおでん、
あと、イチゴになしにピオーネ、ゆでた枝豆、プチトマト、
それと「たまごクラブ」を買って持って行った。
昔「わたしの赤ちゃん」とか読んでたけど、今どきは付録も充実しているのねー

2人が富士山に登った話とか、この前の旅行の話、家族の話をしていたら
あっという間に帰る時間が来た。

「え~ さっき着いたのにまた車に乗るの?」という感じ。

やっぱり遠いと不便だな~! 

近かったら、毎週でも何か差し入れに行くのに・・

帰る間際に娘のおなかに手をあてて、
「お母さんをあまり困らせないで、早く元気に生まれてね」と話しかけたら笑ってた。

夕方、娘の方から「もう着いた?今日はありがとう」とメールがきた。
きっと嬉しかったんだろうな。
あっという間のひとときではあったけど、行ってよかった。
 

 ちなみにスザンヌが表紙のたまごクラブ、これを差し入れしたのです
     ↓  画像が残っていて、感激!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな命のいたずら

2013-11-08 00:33:54 | 日記

2013-11-08
 
「お母さん、赤ちゃんができた」と娘から電話があった。

友だち夫婦と富士登山に行ったりして、新婚生活を満喫していたので、
まだ子供は当分先のことかなと思っていたので、ビックリ!
「わ~よかったね~!!」
とこちらは手離しで喜んだけど、当の本人はなんか浮かない様子・・

どうも下腹が張って少し出血もあるそうで、
病院で切迫流産の薬をもらってきたそうだ。
専業主婦だし、昼間は安静にしていられるので大丈夫だけど、
反面、ひとりでずっと家にいるから体の様子ばかりが気になるのも確か。
なんかそれを聞いて、まだまだ安心して皆に報告はできないなと思った。
「出産する時はこっちに帰っておいで。母さんも手伝えるようにしとくから」

1週間後、再びメールして様子を聞いたら、
また同じ薬をもらったけど、ちゃんとおなかの中で動いていたと聞いて
ホッと一安心。
同時になんだか急に、娘のおなかに宿った命が愛しくなった!

不思議よね。私のおなかから娘が生まれて、娘のおなかから孫が生まれる。
分身から分身・・命の連鎖というか、こうやって続いていくんだね。

ところが、まだまだ娘は不調、どうもつわりがひどいらしい。

予定日は来年の6月下旬で、偶然にも、息子の誕生日の10日後ー
自分の妊娠の時とほとんど同じだから、月ごとの経過がとてもわかりやすい。
私も10月に妊娠した途端、つわりが始まった。
とにかく気分が悪くて、3日間パートに出られなかった。
11月初めの友だちの結婚式に里帰りして、スピーチをする予定だったのに、
とてもそんな状態じゃなくて、キャンセルした覚えがある。

自分のつわりの癖をつかむまでは、しんどいだろうな。
吐いたことで真っ青になって、何を飲んでも口が悪くてにおいもダメで。

ああ・・代わってやりたい。でも、本人が我慢するしかない。
私も頑張ったんだから、あなたも頑張りなさいと言うしかない。
でも特に自分の娘となると、こちらまで「つわって」くるみたいな気分だ。

しばらくダンナと息子だけで黙っていたけど、
おじいさんと実家の両親に報告した翌日、会社の皆にも報告。
若手の営業さんの誕生日と予定日が同じなので盛り上がり、
どこの病院がきれいで食事もおいしいとか有力情報もたっぷり聞けた。

うん、きっと大丈夫。
おなかの中で悪さをしているいたずらっ子は、きっと元気に生まれてくるはず。
と思って、皆様にもご報告いたします。
 
  早く出て来い、お孫ちゃん!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天望回廊から水中ダイブまで

2013-11-03 15:38:41 | 旅行

2013-11-03

 

 月曜の朝、ビジネスマンが目立つ27階のラウンジで朝食を食べ、
かさばる荷物は宅配に頼んでチェックアウト。


出勤する人たちと歩調を合わせるように足早に、

まだ店があいていない駅の構内をつっきって八重洲南口のバス乗り場へ向かった。


昨日の迷走ぶりが嘘のように(?)たったか歩いて思ったこと。
「やっぱ都会の人ってよく歩くわ・・」
会社に行くのにあんなに広い駅をスタスタ毎日歩いていたら、
きっとそうは太らないだろう。




おかげで予定より1本早いバスでスカイツリーへ向かった。
普段は下界で生活しているので、高層ビルがにょきにょき建ってる中にひときわ高いツリーを見ると、

やはり上ってみたくなるのが人情というもの。




ソラマチのTBSショップで『倍返し饅頭』を買おうというミーハー的発想で、

早く着いたのに開店するまでスカイアリーナで時間待ち。
その間、天空の雲が流れる様子を眺めていたけど、一瞬晴れたかと思うとまたすぐ雲ー

後で聞いたら、その日は入荷予定がなくて翌日入荷するんですと。
(なんなんよ~早く言ってよ~!) 
東京駅のショップ前でも朝から並んでいた人がいたんだけど、

あそこでは買えたのかな。
なんだ、さっさと上がればよかった。

さっきまで晴れてた空も再び曇り、その時点で人はうじゃうじゃ、上りも下りも人人人。
もちろん天望回廊451.2mまで上がったけど、上に行くほどいまいち視界悪くて残念!
もっとスカ~ッと晴れてくれなきゃ、チケット代損した気分になってくるよ。

「4人で1万円として今日の入場料売上いくらよ?」と、余計な計算をしてしまった。

あっという間にお昼になって、予約していた水陸両用のスカイダックに乗る時間。


すっかり空は晴れ、お昼は後回しにして待ち時間に抹茶のソフトクリームを食べた。
子供連れが多く、40人乗りのバスはほとんど満席。


じつは大きな勘違いをしていて、これって隅田川は全く通らないのです。
錦糸町や亀戸の商店街を通り、旧中川でスプラッシュしてちょこっと川中に入るだけ。
しかもその便だけお昼時のためか、荒川のロックゲート体験も省略とは聞いていたけどね。
走っているとカメラを向けたり手を振る人がたくさんいて、若くて可愛いガイドさんも超元気。
吹くとアヒル(ダック)の声がする笛が配られて、ブーブー鳴らしながら町を走り抜けたのでした。
のんびりゆっくりしようと乗ったのに、ガイドさんに受け答えするのが忙しく、

妙にハイにさせられる地元密着型の下町ツアーでした。

そんなこんなで2泊3日の珍道中は無事終わり、ただ今ダンナがアルバムを製作中。


特別グルメな旅ではなかったけど、

最高到達ポイント451.2mから海抜ゼロ地点まで、盛りだくさんで楽しかった。
一度も夫婦げんかすることもなく過ごせたし。


足はジンジン、よく歩いた! 
そう言えば、横浜のバスの座席に落とした万歩計が無事に戻ってきて、

上品な口調のベテランガイドさんとバスターミナルの方に感謝です!

それにしても・・旅行記というより1か月越しの回想記になってしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする