当日は仕事もあるし、ピアノの引き取りは主人に任せるつもりだったけど、
朝起きて、未練たらしくいろんなアングルで写真を撮ってたら気が変わって、
結局、仕事はお昼で早退して、買取査定に立ち会うことにしました。
だって、ピアノと長年付き合って来たのは私だし、ちゃんと最後まで見届けないと!
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ああ、この姿もこれで最後。天井を入れると6畳間も広く見えます。
ほぼ時間通りに、福山から2トントラックがやって来て、場所を確認。
掃き出し窓から結構段差がきついので、運び出しが大変そう、大丈夫かな?
もう一人の人がてきぱきと段差にマットを敷いて足場を作ってる間に、
ピアノの査定が始まりました。
まず、鍵盤を端から端まで弾いて音が出るか、沈んでないかを確認。
全体の様子を見て、軽々とフタをはずし、天板をはずし、正面の板をはずすと中が丸見え。
実際は、もっと金色が鮮やかで、中はホントにきれいでした。
それから・・・見てください!
いとも簡単に鍵盤を浮かして、白鍵盤を上にやると黒鍵盤が沈んで、
まるで魔法にかかったみたいです。
直下型地震の後の道路のように、鍵盤がガタガタ!
下の板もはずすと、下まで中が丸見えで・・
調律の時は上だけ見てたけど、下まで見るのは初めてです。
足元のペダルの動きを確認して、
今度は2人がかりで前に動かして、裏側を確認。
「前の方は磨いたけど、裏は見てないんですよ」と言うと、
「長年動かしてない家はネズミがかじったり汚れているけど、綺麗な方ですよ」
中から古びたピアノの記録の冊子が出てきて、平成3年9月に買ったことが判明。
息子が小1で、娘が年中さん、私も30代になりたての頃、思い出がいっぱいです。
査定が終わると、会社の方に電話して、
「全体的に綺麗で、ネズミの被害もなく、生活傷もほとんどない。
湿気もなく、鍵盤の状態もいいです」と満点近い報告をしてくれた。
ちゃんと磨いていた方が見栄えもいいし、気持ちがいいはず。
その場で最初の見積もり金額13万円、現金で支払ってくれました。
他社の見積もり聞いた中で一番よかった。(ヤマハより4万も上でした^_^)
時間かけて磨いた甲斐があったわ😄
たった2人であの重いピアノを運ぶ様子を見て、ひたすら感心。
段差があるから見てる方がドキドキしたけど、
無事にトラックに乗せられて去って行きました🚚
しっかり立ち会えて気持ちが整理できたのか、
ピアノが無くなった空間を見ても、意外と気持ちはスッキリ💕
33年間、ホントにありがとう。
家の中がスッキリして、家の片付けのキッカケになりそう。
気分も新たにこれからの生活を楽しむつもりです😁