Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

「ボブという名の猫」

2017-09-23 12:12:41 | エンターテインメント
ビッグイシューを初めて買ったのはいつだろう。
10年は経ってないけど、結構前なのは確か。

そして、ビッグイシューの本場英国はロンドンで一流ミュージシャンを目指すも挫折、ドラッグに堕ち、ホームレスのストリートミュージシャンとして日銭を稼ぐ日々だったジェームズが、ボブという野良猫と出会ったことで薬物依存を乗り越え、ビッグイシューのベンダーをしてるってことと、その物語りが本になったことを知り、Amazonで原語版を取り寄せたのは翻訳本が出る前だったはず。
ただでさえ積ん読なことが多く、更に英語の本を読了したことがそもそも10冊も無い私は予想通り途中で挫折しちゃったけど、最初の出会いから、ボブが逃げてしまったあたりまでのイメージはまだ活き活きと脳裏に残っています。

そして数年が経ち、たまたまフェイスブックのタイムラインを眺めていた数日前、ボブとジェームズが来日していたことを知り、検索してみると・・・、なんと映画化されていたという衝撃の事実を知りました。

ちょっとー、もっと宣伝して〜!

そういえば、いつも立っていたベンダーさんが通勤路からいなくなったこの一年ぐらいは、たまに巡り合ったベンダーさんから買う程度になっていたっけ。
にしても、BIG ISSUEのフェイスブックサイトはずっとフォローしてるのに、なんで私の目に入ってこなかったの⁉︎

それはさておき、なかば諦めつつ上映館を調べてみたら、ありましたよまだ。
何度か行ったことがあるシネスイッチ銀座で金曜日(しかもレディースデー)の19時10分というベストな時間帯で見られることが判明したので、気づいた翌々日に行ってきました。

雨だったけど、ほぼ満席。
さすがのレディースデーで大多数が女性。

映画は、なかなかの良作でした。
ボブ目線がやや気になったけど、気になりすぎる程ではなく、動物映画にありがちな、動物に演技させました感もほとんどなく、ストーリーはあくまでもジェームズの再生物語。
ふたりの出会いがオリジナルと違ってたけど、物語をスムーズに流れさせるのに必要なベティというキャラを絡めるのに必要な改変だと思えました。

そしてボブ!
登場シーンやアクションシーンは他の茶トラだったけど、ジェームズの肩に乗って外出するようになる頃に本物のボブ登場、それからはほぼ出ずっぱり。
大好きなロンドンで、イギリス英語で、ジェームズのギターシーンも多くて、そしてボブ!
Blu-rayが出たら買うよ。

劇場を出ると、ビッグイシューのベンダーさんが2号ほど前のボブが表紙のバックナンバーを大量仕入れしてお待ちかね。
目の付け所がすごいなぁと感心したけど、他のベンダーさんとの折り合いとか大丈夫かとちょびっと心配になったりして。

いまいち面白くない時もあるけど、考えさせられる特集記事や個性的な連載記事も多いので、ボブをキッカケにBIG ISSUEがもっと知られるようになるといいな。
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