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なんとなく、すきなこと

バイオリン、買っちゃったよ

2020-08-15 00:36:32 | バイオリン
先日、私のざっくりとした予算を参考に、提携している楽器店から持ってきてもらったバイオリン5挺、弓4本を先生に弾いてもらって気に入った楽器を選ぶ「選定」というのをやってもらいました。

音楽を聴くというなかではもちろんバイオリンの音は聴いてきたけど、バイオリンの「音」を吟味するという経験をしたことがないので、正直何を聞いたら良いのか?違いは分かるのか?と、ドキドキでしたよ。

まずは25,000円の弓と、2万円のケースと、更に松脂や肩当ても込み込みで98,000円という「バイオリンセット」のルドルフ・フィドラー(チェコの)からスタート。
バイオリンの値段は「オープン」てことだけど、値段をつけるとしたら6〜7万てとこ?

「バイオリンの音、ですね」

しかわかりません。
二挺目はドイツのヨハネス・キュンストラー10万円。

「お、さっきのと全然違う」

うん、ハッキリと音が違ってた。
その後三挺目、四挺目と順番に同じ音を出してってくれました。
値段はどんどん高くなり、最高のは18万だったか20万だったか。
値段が高くなるにつれて「あーやっぱりね」って感じで相応に「そりゃ良いわ」と思うけど、欲しいとは思わなかったな。

心に残ったのは一挺目と二挺目に感じた歴然の差。

一挺目のは値引きを考えると丁度予算通りにはなるんだけど、そもそもセット売りされてるバイオリンと単品バイオリンの比較の時点でどちらに軍配が上がるかは推して知るべし。
二挺目を聴いた時点で最初のは候補から消えていました。
売り手の計算にまんまと乗せられた感はあるけれど、高い買い物には理由が必要。

ヨハネス・キュンストラーはドイツの工房です。
若い頃からドイツ好きだった私的にもしっくり。
ドイツのサイトでググっても全く引っかからないところを見ると、もしかしたらバイオリン製造学校の生徒さんの練習過程で出来たやつをコッソリ流してるのかななんて想像してみたり。
どこの国のメーカーのでも30万円ぐらいのものまでは実はMADE IN CHINAの可能性は否めないらしいので、そもそも単にドイツっぽい名前をつけただけの中国製かもね。
大事なのは、私が私のバイオリンを手に入れたということ。
まさに一期一会なのです。

バイオリンが決まったら、次は弓。
一般的にないがしろにされがちだけど、弓がなかったらバイオリンて成立しないんですよね。私も当初は予算を立てる時に弓代はスルーしてたぐらいだし、その日もどんなに頑張っても2万5千円も出せば充分だろうぐらいに思ってたんだけど、バランス的にはバイオリン本体と同額かせめて半分の値段が望ましいとされてるそう。
用意されていたのは3万〜5万5千円のもの。
そして比べてみたら一択でフランスのARYに。
はい、一番高かったやつ。
垂直に持って左右に、斜めに持って上下に動かした時の感じで判断するそうで。やってみたら「やっぱこれ!」って。
1万5千円のを最初に買って、不満になって3万円のに買い換えることを思えば、最初からいい物のが良い。
フランスにもご縁がある私として、これもしっくり。
量産品のメーカーらしいけど、これは確実にフランスで作られてるようです。

これから毎日練習できるわけもなく、身体は衰えていく一方のこのトシだから、どんなに上達しても今回買ったものが「物足りない」と感じる程まで上達できるとは思えないけど、元気で長生き出来るならあと二十年は使い続けられるポテンシャルは欲しいってところで考えて、今回買ったバイオリンと弓、いい線だと思う。

買ったからには元を取らなきゃ。

あ、ところで、その後「鬼滅の刃」にまんまとハマった私、この相棒にキュン太郎と命名しました。v
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