15年以上前から実家の子で、パパに可愛がられてきたアメショ系美男子のノンちゃんが5日の夕方お空のお星になりました。
子供の頃飼った動物はというと、インコやハムスターや金魚ぐらいで、実家で猫を飼う日が来るなんて考えてもみませんでした。
たぶん、一緒に暮らしていたおばあちゃんが犬猫を飼うことに難色を示していたからじゃないかと思うんだけど、真相を確認したことはありません。
でも、私が3歳ぐらいの時に、掌に子猫を乗せた父と写った写真が残っているので、漠然と父は猫好きなんだなぁとは思ってて、しかし、小学生の頃に私の後をくっついてきた子猫を父がニボシと共に紙袋に入れてバイクでどこかへ置きに行った時、ああ、うちじゃ猫は飼えないんだなぁって漠然と納得したのを覚えています。
父と母の二人暮らしになってから茶トラのブサイクな子がご飯を食べにやってくるようになり、ニャン太と名付け、私も帰省するたびに戯れさせてもらってたっけ。
その子も旅立ち、しばらく動物の影はなかったんですが、15年程前のある日、彼は現れました。
子猫だったノンちゃんにパパが一目惚れしたそうです。
我が家の庭は野良猫の通り道になることも多く、たまたま迷い込むこともあったノンちゃんの餌付けに成功したということらしい。
それからはべったり。
姿が見えないと「のーん」という父の声が聞こえてくる。
ソファに寝そべった父の股間に気持ちよさそうに乗っかっているノンちゃん。
基本のご飯は量販店で買ってきたカリカリだったけど、パパが天草で釣ってきたアジやキスが大好物で、小顔なのに首から下は巨体、お腹には脂肪がタプタプ。
満たされた飼い猫生活の一方で、野良猫のライフスタイルも併せて持ちつづけたノンちゃんは、去勢手術後でも外のオス猫とケンカして傷を負って帰ってくることもしばしば。
そんなわけで猫エイズをもらってきてしまったのでした。
免疫機能が目に見えて低下したのが去年の10月。
これはおかしいと獣医さんに連れて行って告知を受けたそうです。
発症した後は長くないといわれる猫エイズだけど、そして急激にやせ細ってしまったけど、点滴のおかげでそこそこに元気も回復し、口内炎の痛みを緩和してくれるお薬のおかげで大好きなお魚が再び食べられるようになったり。
半年とちょっとの間、医療費は嵩んだろうけど、パパがノンちゃんを見送るためのココロの準備期間としては丁度よかったのかなと思います。
とても猫が出来たノンちゃんは、私に対してもとってもナイスでした。
基本クールなので、わざわざ私のところに甘えに来てくれることはめったになかったけど、「大好きなパパの家族で、たまーにやってくる、割と撫でるのが上手なヒト」ぐらいの認識はしてくれていたっぽい。
ある晩、一人で寝ていた時のこと、ベッドで寝ていた私の顔のすぐそばにしばらく座ってくれたことがありました。
20歳過ぎで猫好きになった私、今日に至るまで猫を飼ったことがない私の憧れの一つが、お布団で猫と一緒に寝ることだったんですが、そんな願いを察してか、本当にほんの数分でしたが、叶えてくれたのでした。
顔にかかる毛のくすぐったさ、体温の温かさ、お日様の香り。
気まぐれではあったのかもしれないけど、たぶんそれは私への破格のサービスだったと思う。
もうその姿は見られないけど、触れないけど、私のココロの中にもずっといるよ、ノンちゃん。
ありがとう、ノンちゃん。(;-;)
子供の頃飼った動物はというと、インコやハムスターや金魚ぐらいで、実家で猫を飼う日が来るなんて考えてもみませんでした。
たぶん、一緒に暮らしていたおばあちゃんが犬猫を飼うことに難色を示していたからじゃないかと思うんだけど、真相を確認したことはありません。
でも、私が3歳ぐらいの時に、掌に子猫を乗せた父と写った写真が残っているので、漠然と父は猫好きなんだなぁとは思ってて、しかし、小学生の頃に私の後をくっついてきた子猫を父がニボシと共に紙袋に入れてバイクでどこかへ置きに行った時、ああ、うちじゃ猫は飼えないんだなぁって漠然と納得したのを覚えています。
父と母の二人暮らしになってから茶トラのブサイクな子がご飯を食べにやってくるようになり、ニャン太と名付け、私も帰省するたびに戯れさせてもらってたっけ。
その子も旅立ち、しばらく動物の影はなかったんですが、15年程前のある日、彼は現れました。
子猫だったノンちゃんにパパが一目惚れしたそうです。
我が家の庭は野良猫の通り道になることも多く、たまたま迷い込むこともあったノンちゃんの餌付けに成功したということらしい。
それからはべったり。
姿が見えないと「のーん」という父の声が聞こえてくる。
ソファに寝そべった父の股間に気持ちよさそうに乗っかっているノンちゃん。
基本のご飯は量販店で買ってきたカリカリだったけど、パパが天草で釣ってきたアジやキスが大好物で、小顔なのに首から下は巨体、お腹には脂肪がタプタプ。
満たされた飼い猫生活の一方で、野良猫のライフスタイルも併せて持ちつづけたノンちゃんは、去勢手術後でも外のオス猫とケンカして傷を負って帰ってくることもしばしば。
そんなわけで猫エイズをもらってきてしまったのでした。
免疫機能が目に見えて低下したのが去年の10月。
これはおかしいと獣医さんに連れて行って告知を受けたそうです。
発症した後は長くないといわれる猫エイズだけど、そして急激にやせ細ってしまったけど、点滴のおかげでそこそこに元気も回復し、口内炎の痛みを緩和してくれるお薬のおかげで大好きなお魚が再び食べられるようになったり。
半年とちょっとの間、医療費は嵩んだろうけど、パパがノンちゃんを見送るためのココロの準備期間としては丁度よかったのかなと思います。
とても猫が出来たノンちゃんは、私に対してもとってもナイスでした。
基本クールなので、わざわざ私のところに甘えに来てくれることはめったになかったけど、「大好きなパパの家族で、たまーにやってくる、割と撫でるのが上手なヒト」ぐらいの認識はしてくれていたっぽい。
ある晩、一人で寝ていた時のこと、ベッドで寝ていた私の顔のすぐそばにしばらく座ってくれたことがありました。
20歳過ぎで猫好きになった私、今日に至るまで猫を飼ったことがない私の憧れの一つが、お布団で猫と一緒に寝ることだったんですが、そんな願いを察してか、本当にほんの数分でしたが、叶えてくれたのでした。
顔にかかる毛のくすぐったさ、体温の温かさ、お日様の香り。
気まぐれではあったのかもしれないけど、たぶんそれは私への破格のサービスだったと思う。
もうその姿は見られないけど、触れないけど、私のココロの中にもずっといるよ、ノンちゃん。
ありがとう、ノンちゃん。(;-;)