播州、姫路の浜手育ち ♪日々の出来事をつぶやいています

まあブログですから、覚え書きみたいなもの

我が家のお風呂事情

2008年11月09日 | 親・母(2014.12.23.84歳)父(2020.1.5.92歳))逝去

 

 知る人は知る 我が家は薪で母屋のお風呂を沸かしている。

 雨が振ると 少し前までは煙突と焚口周辺に雨漏りがして

 雨水がたまると

 大雨だと風呂が沸かせないときがありました。

 そんなときは風呂はなし。

 無しでも娘たちは困らない 新宅のガス風呂があるから

 シャワーでさっさと済ませる。

 

 この前の夕方から雨の予報が出た日、

 今日 雨やからはやく沸かそうかと、

 3時頃からばあさんが言う。

 トタン屋根をなおして 雨漏りは解消したはず、

 いつもの時間でいいじゃん。

 雨で薪が湿るといけないから、早くに沸かすそう。

 湿っても、雨水がかかるわけでなく

 一旦 燃えついたらドンドン燃えるのに。

 五時から沸かしても 入るの10時だけどね。

 その言葉に気が付いて沸かすのを遅らせたばあさんである。

    そんな事にこだわるばあさんである。

 

 ばあさんのこだわりは まだある。

 今日はみんな入るのかを聞く。

   全員、入らないと勿体ない

   (娘たちは 帰り時間の都合で 入るのさえしんどいときは

    シャワーですます)

 そして 朝になったら、昨夜は誰が入ったのか必ず私に聞く。

    私は適当に申告する。早い話 娘はみんな入ったと申告する。

    その割には 湯が減っていない。汚れていないと のたまう。

    追い炊きしたり 水を足したり いろんなことをしているから

    そんな判断では無理があるよというのだが

    承知しない。誰が入ったかを聞く。

 娘たちがお出かけやなんかでお風呂に入らないことがわかると

    私とばあさんだけになるから お風呂はなしになる。

    

   ばあさんの時代は、田舎でもあったのですが

   お風呂は家の端の離れで一旦 靴をはいて出る。

   水は井戸水で汲み、 当然で五右衛門風呂で、

   電球も暗くて なんか異世界のようでした。

   私は小さい頃 ばあさんの実家のお風呂でそんな記憶がある。

   その頃は、さすがに井戸水をバケツではなくて

   蛇口から出ていました。

   家族は有無をいわさず 続けて入るのがあたりまえの時代でした。

   エコからかんがえると 現在もそれがいいのですが。

 

   それらの経験が すべて今の我が家のお風呂事情に

   凝縮反映されているようです。

  

   じいさんは、老人パスを使って 市バスを2回のりつぎ

   そこから歩いて10分くらいのところの 老人無料の施設を利用。

   家では滅多に入らない。

   しかし 毎朝焚口とお釜の灰をロストルをのけて

   きれいに掃除をしてくれるのである。

 

   そして いままで話題にのぼらなかった主人。

   そうなんです。 あのばあさんでさえ あきらめたパパの行動。

   夏は暑いからと ほとんどシャワー。

   冬は、たぶん脱ぐまでが面倒くさいのか

   そしてあたたまると 背中がかゆくなるので

   あまり入らずそそくさとシャワーをする。

   パパはお風呂に入る人の勘定にはいってない!


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