通販(コープ)で服を買った。普段着である。
もしものときは返品するから 襟のタグをつけたまま着た。
着心地良かった。 そのままタグのことのを忘れて着ていた。
「値札 ついとうで」
指摘したのはばあさん。
あらら ありがとう。 取るわね。
ここまでは良かった。
つけたままいる私を どう思ったのか、 なさけないと思ったのか
値段もしらずに
「その値段は お前の値段や」
えっ? 私の価値って2980円なん??
よう そんなこと さらりと皮肉って言えるもんや。
そんな 言葉 娘だからいいもんの
嫁ならとっくに嫌われてるで。
いつも 一瞬にそう思うが 口に出すと どえらいことになるから、
「そうや そうや 私の値段や。今になっては どんなに安売りしたって
誰も買ってくれへんわ
(もうひとつ言えば その娘は ばあさんの娘なんやで)」と
聞こえるか聞こえないか位で言う 親子のバトル。
このブログを、娘にパケ放題にしてもらって見ている我が姉。
先日 柿を届けてちょいと 話したとき
「いろんなことが あって面白いな~ 親の様子もわかってええわ。
でも 親子って年をとったら似てくるって言うけど、
私もあんなんになるんやろか」
さも 似たくない、私はあんなばあさんには ならないと
私に念を押すように同意を求めてきた姉の言葉を
さらっと聞き流したが、
姉はもう 嫁に出て30年くらいやろ。お舅さんはいるが
お姑さんははやくに亡くなったし。
私はずっと一緒にいるんやで。
似るなら私のほうだろ。