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日南海岸に佇立するイースター島のモアイ像 サンメッセ日南

2015年11月17日 | 日記

さんさんとまぶしい陽光がそそぐ日南海岸沿いに、サンメッセ日南なる施設があります。
なんだかわかりませんが、700円払って入場。
駐車場から施設に行く客は、かならず駐車場に入る車の通り道を横断するという、すばらしい設計に脱帽。とっても危険です。



で、世界の昆虫館とかいうのがあって、見る気がないのでスルーしてしばらくとことこ歩くと、海を背にして7体のモアイ像が行儀よく並んでいます。


なぜここにモアイ像があるのかというと、ここは京都の一燈園(ダスキン創業者が帰依していた)の農場だったのですが、イースター島のモアイの修復をやっていた高松のクレーンメーカーであるタダノが、一燈園の研修に参加していたという縁で、なぜかここにイースター島公認のモアイ像が復元されたということなのだそうです。
まさに縁は異なもの味なもの



そうした偶然のお蔭で、宮崎の地でモアイが見られるのですから感激です。もちろんこの施設はそれだけではなくて、はるか上の方に一燈園のコンセプトで作られた「地球感謝の鐘」があります。
とうてい歩いては行けないのですが、そんなあなたでも大丈夫、電動カートが用意してあります。(1,000円)
ですが今回はたいへん残念ながらパスです。
秋分の日と秋分の日の年2回、このモアイ像から昇った朝日が、その上の天空の塔のずか10㎝のすき間を抜けて、「地球感謝の鐘」に当たるという奇跡が見られるそうです。なんとすばらしい。



この、モアイ像を目の当たりにしてあまりにも深く感動してしまったわたしは、この施設を去るときに、思わず声に出してこうつぶやきました。
「二度と来るかボケ! カネ返せ!」


鵜戸神宮 南国の官幣大社 ウサギの絵馬がかわいい

2015年11月16日 | 日記

 

四十数年ぶりに来ましたよ、南国の官幣大社。
赤い鳥居、白い石灯籠、青い海、緑のソテツ、黄色い奇岩に打ち寄せる白波というのは、この神社ならではの景観です。

  
参道を下って、権現造りの本殿は波で穿たれた洞窟の中に収まっています。
なにもかもみな懐かしい。子供の目にもこの独特の偉観は焼き付いています。

  


ウサギの絵馬がかわいい。


昔は新婚旅行のメッカだったのですが、宮崎旅行ブームを演出した立役者の宮崎交通は潰れて産業再生機構に再建されてしまいました。
いまでは中国人がたくさん来て、境内を喧しくしています。


臼杵磨崖仏というのだと思っていたら、最近は「国宝臼杵石仏」というのだそうだ 大分県

2015年11月16日 | 日記

 
大分県のえらいのどかな農村に、4群の磨崖仏像があります。
阿蘇山の火砕流でできた柔らかい岩を削って作られたものらしい。
このいわれがよくわからないらしいんですね。だけど平安時代後期~鎌倉時代のものらしいです。

  

 
荒れるに任されていたのですが、に修復工事が行われ、立派な屋根がつけられています。いまも保存工事が行われています。

 

わたしの記憶では、この大日如来像の首は、本体の前の台座に置かれているのが見慣れた画だったのですが、国宝指定のための条件として本体とつなげられたらしい。

それにしてものどかなところです。


高千穂あまてらす鉄道で、高山文彦さんに会う

2015年11月15日 | 日記

延岡と高千穂を結ぶ高千穂鉄道は、平成17年の台風で被害を受けて不通となり、観光トロッコを細々と走らせています。
この鉄道がどういうものか前の晩に検索していて、社長が高山文彦と書いてあったので、「ノンフィクション作家と同姓同名だ」と思ったら、なんと本人でした。


わたしは一緒に仕事させていただいたことはありませんが、2、3度カラオケに同席したことがあります。昔の雑誌編集部というのは、残業していると「高山さんがせっかく来てるんだから、にぎやかしに来い」と強引に飲みに連れて行かれたものなんです。
高山さんて、高千穂のご出身だったんですねえ。
切符を買っていると、知人を案内しているらしく、いそいでいるようだったので声をおかけしませんでした。だからすれ違っただけです。高山さんを「見た」といったほうが正確ですね。ぜんぜんお変わりないようで。あいさつすりゃあよかったな。

 

観光トロッコはダイハツの軽トラックを改造したものを2台繋いだもので、みんな軽トラの荷台に乗って出発です。

トンネルではプロジェクションが。


高千穂駅から、天の岩戸駅を通ってそのすぐ先の岩戸川をまたぐ、東洋一の高さ(105メートル)という高千穂鉄橋を渡って引き返します。


木々の葉が色づいた高千穂の眺望を満喫できます。

   


高千穂神社の高千穂夜神楽(観光神楽)

2015年11月14日 | 日記

山口昌男の『文化人類学への招待』に中国地方の夜神楽のことが書いてあって、いつかは見たいものだと思っていたのですが、本家本元の高千穂の神楽を見ました。
ほんものの高千穂の神楽は、11月から冬場にかけて、高千穂の20カ所ほどの集落を順番にまわって、毎週末夜通し行われるものなのだそうです。
高千穂神社でやっているのは、それを1時間にダイジェストしたまさに観光神楽なのですが、でもちゃんと農家の人が演じていて、本物の雰囲気をきちんと伝えている良心的なものだと思います。

まず天の岩戸の話をテーマにした神楽で、3人の人が順番に出てきて舞います。
最初に白い神面をつけた天手力雄神(アメノタヂカラオ)が、スサノヲがあばれたために隠れてしまってた天照大神が、天の岩戸に籠もっているのを見つけて、どのようにしたら出てきてもらえるか思案する踊り


次に、天宇受賣命(アメノウズメ)が面白おかしく踊って、神々に大受けをとった踊りなんだけど、たいして面白くありません。


そして、赤い神面をつけた天手力雄神が、唱教を唱えた後に天の岩戸をふさいでいた戸岩を怪力で取り除く戸取りの踊り。
このとき放り投げた戸岩が飛んでいった先が、長野県の戸隠なんだそうです。

 

それと最後に、イザナギイザナミが2人で酒を作って飲むという、国産み神話を模した踊りがあって、演者が客席まで降りていって、200人ほど入った客を喜ばせます。

 
とてもおもしろいのは、この踊りを構成している核は、歌舞伎で使われている「見得」なんです。
成立は神楽のほうが古いはずですから、はたして田舎歌舞伎みたいにこの神楽のほうが見得を取り入れたのか、それとも見得のルーツは神楽にあるのか、どちらなのかなあと思ってしまいます。