延岡と高千穂を結ぶ高千穂鉄道は、平成17年の台風で被害を受けて不通となり、観光トロッコを細々と走らせています。
この鉄道がどういうものか前の晩に検索していて、社長が高山文彦と書いてあったので、「ノンフィクション作家と同姓同名だ」と思ったら、なんと本人でした。
わたしは一緒に仕事させていただいたことはありませんが、2、3度カラオケに同席したことがあります。昔の雑誌編集部というのは、残業していると「高山さんがせっかく来てるんだから、にぎやかしに来い」と強引に飲みに連れて行かれたものなんです。
高山さんて、高千穂のご出身だったんですねえ。
切符を買っていると、知人を案内しているらしく、いそいでいるようだったので声をおかけしませんでした。だからすれ違っただけです。高山さんを「見た」といったほうが正確ですね。ぜんぜんお変わりないようで。あいさつすりゃあよかったな。
観光トロッコはダイハツの軽トラックを改造したものを2台繋いだもので、みんな軽トラの荷台に乗って出発です。
高千穂駅から、天の岩戸駅を通ってそのすぐ先の岩戸川をまたぐ、東洋一の高さ(105メートル)という高千穂鉄橋を渡って引き返します。