とても天気の良い日だったので
もしかしたら夕焼け空が見えるかもと期待しつつ
フェリーターミナルから駅に向かって歩いていると
空の色が少しずつ変わってきました。
淡い色の空って好きだわぁ~
「素敵なパステルカラーですね」
Mint「ん?どこのどなた様ですか?」
「どこのどなた様ですかなんて、そんなミズクサイ」
Mint「はぁ?」
「申し遅れました。私はMintの心の中に潜んでいるエンジェルです」
Mint「天使?」
「まぁ日本語で言えばそうなりますね」
Mint(なんだぁ。コイツ)
Mint「ペデストリアンデッキの窓が照らされて赤くなってる~」
天使「西側の空はさぞかし綺麗でしょうね」
Mint「うんうん」
Mint「わぁ~真っ赤ぁ~」
天使「綺麗な夕焼け空に出会えて良かったですね」
Mint「うん」
天使「あのぅ。1つ良いですか?」
Mint「なに?」
天使「感動する気持ちは分かりますが。口は閉めた方が良いですよ」
Mint「え?あっ・・はぃ」
天使「口を開けた顔、かなりオマヌケですよ」
Mint(ムカッコイツ本当にエンジェル?)
Mint「この夕焼けをフェリーターミナルでも見てみたかったなぁ~」
天使「海が茜色に染まって綺麗だったでしょうね」
Mint「でもMintも一応女の子だからさぁ。暗くなる前に帰らなきゃと思って我慢したのよ」
天使「細かいようですが、女の子は間違いです。女の娘ならぎりぎりセーフでしょうが」
Mint「・・・・・・」
Mint「観覧車がライトアップされてキレイ~」
天使「思えば、異性の方と観覧車に乗ったことってありましたっけ?」
Mint(絶対悪魔だぁ)
Mint「日が暮れてくると寂しげではあるけど、でもロマンチックな感じもしてイイナ~」
天使「お腹すいてきましたね」
Mint「折角ロマンチックな景色に浸ってたのにぃところで天使でもお腹すくの?」
天使「今日串団子しか食べてないでしょう。もう少しガツンとくるものを食べて貰わないと困るんですが」
Mint(なんで指図されなきゃいけないわけ)
天使「もう駅は直ぐそこです。ここからは1人で帰れますね。私はもう心の中に戻りますよ」
Mint(頼んでもいないのに勝手に出てきたくせに恩着せがましい奴)
天使「ではお気をつけて。またいつか。チャオー」
Mint(チャオーって・・・アイツはいつの時代の天使じゃ?)
いつも思うけど
帰りのホームって寂しい感じがしたり名残惜しさを感じるけど
でもこの町に来て良かったなぁ~って思う瞬間でもあって
なんとなく微妙な気持ちになる。
帰ったら仕方ないからカツカレーでも食べようかなぁ(笑)
Phil Collins
『 Take a Look at Me Now 』ここをクリックすると曲を視聴できます。
大好きな曲のひとつです