以前にも紹介したことのある行き止まりの道、道道635号のドライブで海沿いの景色を楽しんだあと
恵山の町を山の方に向かって行きました。
つつじ公園の駐車場があったの車を停め景色を眺めることにしました。
が、モヤっていて何もかもがボヤとしていました。
でも、それが何だか神秘的な雰囲気を醸し出していました。
駐車場内に階段を見つけました。
よく見ると随分と長く向こうまで続いているように見えます。
以前ならさっそうと階段を上って行ったかもしれませんが
以前ほど体力がないことを自覚しているので見るだけにしておきました。
恵山は活火山で崩壊壁内部では現在も噴気が見られるそうですが
登山もでき、気軽に出来る前山散策コースなどもあるようです。
この階段は前山遊歩道の入り口のようです。
つつじ公園駐車場から、次にあてもなく道を進んで行くと
突然目の前に現れた観音様。
周りにはこれと言って何もなく、荒地のようなところにぽつんと佇む観音様。
まるで置き去りにされたような観音様を見た時、不思議としか言いようがありませんでした。
帰宅後、調べてみたら
ここにはかつてバブル時代に恵山モンテローザと言う総合観光施設があり
かなりの金額を投資して建設されたようですがバブルが弾けると共に
恵山モンテローザも閉鎖となったようです。
巨大な涅槃像や巨大なプール、凱旋門等々とても派手な施設だったようです。
閉鎖されてから10年以上経った今も一部の仏像などが残ったままになっているらしく
この観音様も、そのひとつのようです。
恵山は、青森の恐山と姉妹山の霊山で、信仰の山のようです。
そう思うと、不思議な観音様、モヤった神秘的な景観が繋がるような気がするのは気のせいでしょうか。
モヤっていたのはたまたまですが、春はつつじ、秋には紅葉などがとても綺麗なところのようです。