Mintの香り

☆北国の季節を感じて下さい☆

蔵王町へドライブ

2011年05月17日 | 宮城県



私たちが仙台を訪れたのは地震が起きてから間も無く2ヶ月になろうとしていた頃。

主人の父と母が元気でいることは確認ができていたし

電話でも何度も話しはしていたけど

この目で見るまではやっぱり気がかりで仕方なかった。

余震に怯えているであろう父と母に少しでも元気付けられたらと言う思いで仙台に行きました。







何が出来る訳ではなかったけど不安な日々を送ってる父と母が気分転換になればと思い

ドライブと温泉に誘いました。







でも最初は「こんな時にそんな気分になれない」と言うのが返答でした。

命を落とした人や被災した人が沢山いて

楽しむと言う気持ちにはなれないのは分かる。







ドライブや温泉に行ったところで現状が変わる訳ではないし

帰って来るのは地震が起こった町で、我が家なんだから

戻ればまた揺れる度にあの時の恐怖が蘇るだけなのかもしれない。







でも母の疲れきったような表情を見ていたら

一瞬でも地震のことを忘れる時間を作れたらと思い

断られるのを覚悟で再度チャレンジ。






ところが「行ってみようか」と思いもよらぬ言葉が返ってきた。

言ってみるものです。







善は急げ!と言うことで早速出発。







東北道で村田I.Cまで行き蔵王町を目指しつつドライブを楽しみました。







助手席から景色を眺め写真を撮るのがいつもですが、この時は後部座席からです。

嫁ですから、慎ましくし後部座席に乗りました(笑)

とは言っても後部座席からバシャバシャ写真は撮ってましたが・・・







座る場所が違うといつもと勝手が違って写真が随分と斜めってしまいましたが

それはそれでとても面白かったです。







ふと気がつけば、父と母を楽しませる筈のドライブなのに

めちゃめちゃエンジョイしてる私でした。







ですが、こんな時こそ明るく楽しく。

なにせ折角の家族旅行なんですから。

盛り上げるのも嫁として大切な役目かと・・・







父も母も元々ドライブがとても好きなので

景色を見ながら「ここら辺に来るのはいつ振りだろうか」とか

「以前この辺りに来た時はあんなことがあって」等と楽しそうに話していました。







今に始まったことではありませんが、嫁としての慎ましさなんかどこ吹く風と言う感じで

大声で笑うは、喋るは、あんなんで良かったのだろうかと思う今日この頃です(苦笑)







横須賀に住む主人の弟も一緒だったら

きっともっと良かったんだろうなと思うと、それが少し残念ではありましたが

第二弾は弟も含めてどこかに行きたいと思います。

その時には今よりもっと安心できる暮らしになっていることを願い

そして嫁としてもっと磨きがかかってることを夢見て。





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