ペタンクとイタグレ・プッチーニ

大好きなペタンクやワイン、愛犬との日常

空也(くうや)の最中

2016-09-16 17:46:28 | 日記
明治17年、上の池之端に創業、戦災で焼失後、昭和24年に銀座並木通りに移った和菓子屋さん。

夏目漱石の「吾輩は猫である」にも、ここの空也餅が出てくるそうです。(ふ~ん)


何年か前に食べたことがありますが、もう忘れてるくらい、ずいぶんと昔のことで・・・


一昨日、銀座へ出た時に偶然、この空也の前を通りかかりました。
店頭で買う事はほぼ不可能で、だからと言って
電話予約でもなかなか繋がらなくて、とにかく手に入れるのが大変だと聞いていましたから、
まー、
ダメ元でと入店しました。
ズラリと紙袋が並んでいて、皆さん 名前を名乗り予約済みのものを持ち帰ります。
ずいぶんと大きな紙袋なので、ゆうに一万円は超えています!

目の前にカレンダーがあり、最中売り切れと書いてバツ印がしてあります。
ンッ????
明日はバツがついてないわ! 明日だけがバツがない!

「最中はもうないのですね。」
「予約で今日の分は売り切れです。」

「明日は買えますか?」
「はい、予約されますか?」

と、10個入りが1,000円(税抜)というので、3箱注文してお店を出ました。

そこへ
一人のおばさまが、 「あのー、写真撮ってもらえますか?」と携帯を差し出したので、
お店の前でその方を一枚パチッ。
「ありがとうございます。栃木から来たんですよ。予約できたので取りに来たんですよ。
あちこち配るので、こんなになりました。」と。

見ると、すごい!!大きな紙袋二つにぎっしりと箱が入ってます。
さぞかし重いでしょうに~



翌日、ママチャリ飛ばして、受け取りに行きましたよ。

ついでに他のお菓子も一つ追加で。

小さめの最中ですが、それほど甘くもない上品なあんがとても美味しいです!
これを求めて皆さん、電話をかけ続けたり、遠方から足を運ぶんだ と
一つ、二つとパクパクと頬張り、大いに納得したというわけです(;^_^A

 
二段になってるので、これで10個入りです。


吉祥寺の「小ざさ」というお店(羊羹と最中が美味しい)も大人気で早朝、整理券配布されるとか。