剛君のナレーション、昨日撮って出しの『僕らの音楽』
本当に久しぶりに見ました。
剛君の声が、今まで以上に優しさを感じます。
それって、きっと気のせいなんでしょう。
そして、今までと同じように丁寧に語っています。
相変わらずの美声です。
対談は平井堅さんと私の好きな薬師丸ひろ子さん。
平井さんは薬師丸さんの大ファンで、女優としてだけではなく、歌も大好きだと言っている。
私も薬師丸さんのどちらも大好きです。
薬師丸さんが、印象に残っている俳優さんとして、
初めて映画に出演したときの共演者、高倉健さんのお名前をあげていました。
高倉健さんが以前、そのときのことを語っていたのを思い出します。
初対面のとき、
「今日は刺青をしていないの?」と薬師丸さんに訊かれ、大変ショックを受けたそうです。
平井さんがラストに歌った中島みゆきさんの『わかれうた』
とても迫力がありました。
夫が中島さんの歌が好きで、よく聴いていましたから、私も自然に覚えました。
剛君目的の私。
剛君のナレーションが少ない感じがして、私にはちょっと物足りなかった。
でも、あれは対談形式で進む音楽番組。
私のよこしまな心がいけなかったのです。
思いがけなかったのは、
6月1日から流れるヤマサぽん酢のCMを先駆けて一緒に流してくれたことです。
今回は、研究所の博士です。
博士と研究員の一人二役。
コミカルで楽しい。
ボツにならなくって、本当によかった。
これからは、このコマーシャルでも頻繁にお会いできることでしょう。
『いいとも』
ネクタイをしたスーツ姿の剛君に、思わず「おっ!」と心で声をあげます。
剛君が今週から加わると、改めて紹介するタモリさん。
「おかえり!」と温かく迎える観客。
深々と頭を下げ、
「ひと月休んでしまいました。
この空気を毎週感じることは、僕にとって生活の一部だということが分かりました」
と挨拶をする剛君。
川柳では、またまた酸っぱいジュースを飲む破目になってしまった剛君です。
あの酸っぱいジュースは懐かしかったんじゃないでしょうか。
その酸っぱさの中に仕事に復帰した実感を感じたかもしれません。
でも私、あの川柳かなり好きです。
そして、いよいよ剛君司会のコーナー。
「いない間、司会をしてくださってくありがとうございました」
タモリさんに向かって頭を下げます。
「いや~、忙しかったぜ」
タモリさんの言葉に笑いが起きます。
「曜日対抗選手権」は金曜日が圧勝の優勝です。
「剛君復帰のお祝い」という声が聞こえます。
笑顔の剛君。
ちょっとぎこちなさがあった剛君でした。
復帰おめでとう、剛君。
皆さん、剛君のお顔をもうごらんになりましたか。
私は今、疲れてくたくたで帰ってきてテレビをつけると、「オォッ!嬉しい!剛君!」
「嬉しい」と、本当に嬉しそうに話しています。
なんて爽やかなんでしょう。
なんて初々しいんでしょう。
「本当にいい奴」
心に清々しい風を吹かせます。
本質がそのまま出ていて、剛君が稀有の存在だと改めて認識させられました。
今朝、急に思い立って美容院に行ってきました。
馴染みの美容師さんが一年前に遠くの支店に転勤になり、
指名が欲しいから来店してほしいと、たまにハガキがきていました。
そのため、私は35分もバスに乗って遠くの美容院に行っているのですが、
今朝、そのバスの中で剛君からのメールが届き驚きました。
SMAPファンに向けたものですが、読んでほんのちょっと、涙ぐんでしまいました。
「今回の件で、改めて、僕はたくさんの人々に支えられている事を知りました」
そのような文面で始まっています。
たくさんの人々に支えられているという剛君ですが、その理由を考えてみれば、
それはそれだけ剛君がたくさんの人々を楽しませ、夢を与え、
時には何らかの形でファンの支えになっていたという証拠に他なりません。
お礼を言うのはファンの方です。
ありがとう!剛君。
そして、お帰りなさい。
立川談四楼 さんの『エッセーTVす語録』の中で、剛君のことに触れていたと、
ツヨ友さんが丁寧に文字にして送ってくださいました。
談四楼 さんは最初、タイトルに悩んだそうで、
鳩山総務相のあまりといえばあまりな「最低の人間だ」のタイトルに決めたという。
「最低の人間だ」とは、それにしてもあまりな言い様です。
地上デジタル放送所管の大臣からすればお灸をすえたつもりでしょうが、
ファンならずともこの発言にはムッとしました。
で、あわてて撤回、言い直しました。「最低の行為だ」と。
本人は謝りたくなかったんでしょう。
「腸が煮えくり返って・・・・・・」と余計なひと言を付け加えました。
温厚なくさなぎくんも、
「あなただけには言われたくない」と思っているのではないでしょうか。
最後のくだりで、落語家の皮肉に思わず笑ってしまいました。
とにかくこの大臣、
ある日唐突に「友達の友達はアルカイダ」と言った人なのです。
かんぽの問題では株を上げましたが、今回の発言で台無しです。
くさなぎくんの日韓友好の部分などまるで見てないのです。
「かんぽの問題で株を上げましたが」というところは、
これも落語家の皮肉でしょうか。
「今回の発言で台無しです」というところをみると、
談四楼さんはどうも皮肉を言っているようではないようです。
あれも一つのパフォーマンス。
私にはそう見えたのですが。
郵政民営化に反対だった鳩山総務相で、
これをチャンスに郵政民営化見直しを図っている鳩山総務相なのです。
罪状は公然わいせつですが、
くさなぎくんは裸で迷惑をかけたわけではありません。
深夜の公園で騒いでいて、
近隣住人からうるさいとの通報を受け、警官が駆けつけたのです。
「保護シートにくるまれ・・・・」
「呼気検査は4時間後・・・・」との報道がありましたから、
相当の抵抗をみせ、それが逮捕につながったようです。
それにしても「公然わいせつ」とは一体なんなのでしょう。
落語家は東西に七百人ほどいますが、
裸がいけないということであれば五百人は逮捕され、
たけし軍団に至っては全員即逮捕ということになるのです。
今回の件は世の中に大きな話題を提供し、あちこちで論議を呼びました。
談論風発はよいとしても、結論はさびしいものです。
「ギスギスした世の中になったねぇ」というところに落ち着くのですから。
謝罪会見で誠意の限りを尽くしたくさなぎくん、
ぜひ裸一貫で出直してもらいたいものです。
最後は落語家らしく締めた談四楼さんでした。
川野里子さんという方が書かれていた日替わりエッセイの中に、
剛君の事を書いていた記事を教えていただきました。
出だしに、
「草薙君の謝罪会見見て、いっぺんにファンになりました」と書かれています。
草なぎのなぎが「薙」になっていますが、剛君のことです。
なんて誠実で、的確で、人間的・・・
ずいぶん多くの人がそう思ったかもしれません。
これまでの誠実一本槍から、もっと幅広い芸風で復活できるのではないかと思います。
これは4月24日の謝罪会見が終わった2日後に書かれたものです。
マスコミで大騒ぎした後だけに、
あの謝罪会見のあと、どんな論評が出るのか私は幾分緊張しておりました。
ところが、謝罪会見を見た多くの方が、剛君の誠実さを褒め称えました。
私もあの会見を見て、ホッとしたのですが、
あの騒動でしたから、言葉尻を取ってまた叩きはしないかという不安があったのです。
文章は次のように続きます。
しかし、日本の社会全体が不寛容というか、窮屈ですね。
昔なら花見のシーズンのキャンパスやら公園にはいろんな酔っぱらいがいました。
たしかに見苦しいですが、「逮捕」というのはやはりギャップがあります。
電車やバスの中での携帯電話の使用も、医療機器への影響が言われていますが、
どうもはっきりしない根拠。
欧米では電車の中で携帯は普通にみんなかけていますし。
日本の社会の何とも言えない窮屈さのほうが今回また気になりました。
日本ではタブーとされている電車の中での携帯電話のお話。
それを例にとって、日本社会の窮屈さを語る。
ちょっと面白い。