悲しくなった・・・！

ランチアにお乗りのお客さまが亡くなったと、
奥さまから電話をいただきました。
いつ亡くなられたのかは聞けませんでしたが、
車検を取って、少し乗りたいとのこと。
お電話いただくまでに、どれだけの時間がかかったのかは計り知れません。
車検も切れたままでしたし、心の整理をするには時間がかかったのかも知れません。
ご主人がデルタを大事にしていたと思いますし、
お二人の間のデルタの思い出や、ご主人のデルタへの思い入れなど、
たくさんあったと思います。
少し乗って走りたいという、奥さまの気持ちを考えると、
とても悲しくなり、思わず涙が出てしまいました・・・。

ランチアデルタという車は不思議な魅力があります。
長くお乗りの方は、どうしても離れることのできない車でもあり、
思い入れのある方がこれだけいるのかと、驚いた車両でもあります。
うちではランチアの修理を通して、たくさんのユーザーの方と、
お会いしましたが、車への思い入れの強さは、
群を抜いた車両であると思います。
文章がうまく書けないので、なかなか伝わらないかも知れませんが、
ランチアは特別な車だと思います。



写真はレジェンドの時に通った「ぶどう峠」から見た御巣鷹山です。
ランチアとは全然関係ありません・・・。