先日、2015年12月7日にオープンしたチェナクルームに行ってきました♪
お友達が行ってとてもよかったと聞いてから気になっていた
斬新なフレンチのプリフィックスコースを中心としたお料理に合わせて、
ワイン等の酒類をペアリング(マリアージュ)で楽しめるお店です。
こちらのお店は新橋駅の銀座口から徒歩3分、GINZATOKIDENビルの10Fです。
周囲には名の知れたお店がたくさんあり、舌の肥えたお客さんが多い地区ではないかなと思います。
エレベーターを降りるとたくさんのワインが通路の先に見え、
ペアリングが楽しみになります。
席はどこからも外が見えるようになっており、
奥の席は一段高くして、やはり外がよく見えるようにしているそうです。
きっと鉄&鉄子だって満足なのでは?と思うほど線路が間近に見えます。
そして、国会議事堂まで見通せる「出世街道」も見えます。
テーブルにはチェナクルームのシンボルの洋梨のガラスの置物も...
こちらのお店のおしぼりはとても変わっています。
小さなタブレットが小皿の上にあり、
今回はミントティーを注ぐと...ムクムクと成長、というかミントティーを吸っておしぼりがほどける感じ。
このおしぼりで手を拭くとミントの香りがほんのり。
まずは「ポル・ロジェ・ブリュット・レゼルヴ」で乾杯♪
ソムリエが素敵な所作で注いでくださいます。
そして運ばれてきたのが2種類の「お出汁」。
色が分かりづらかったので白い上に置いてみるとこんな感じ。
利尻昆布とまぐろぶしでとった出汁だそうで、昆布は沸騰する前に取り出すイメージですが、
65℃で1時間煮出したものだそうです。
「わさび菜を使ったサルサヴェルデ」
タケノコ、ワカメ、蕗のお浸しがタケノコの皮に盛り付けられており、
和のイメージのお料理です。
いい塩梅に炊いてあるタケノコにわさび菜のソースがピリッと効いています。
「新玉ねぎのムース」
センターの柚子胡椒が新玉ねぎの甘さを引き締めています。
「山菜のフリッターとホタルイカの巻き寿司」
山菜はこごみ、行者ニンニク、フキノトウ、と今の時期の旬のもので春を感じます。
また、フリッターの衣にはビールを入れてあるようで、軽くさっくりとしています。
わさび入りの自家製マヨネーズと、柚子風味の香り塩が用意されていました。
ホタルイカの巻き寿司は、中にはレーズンを混ぜたクスクスがビネガーで味付けされて寿司飯代わりに入っており、
有明海苔で巻いて、紅蓼と日本酒でボイルしたホタルイカを飾ってあります。
出来れば一口で、と言われたのでおススメ通り一口でいただきましたが、
ビネガー風味のクスクスとレーズンが思いのほかあっていて、海苔とも違和感を感じませんでした。
「特製バゲットと自家製バター」
東陽町のエグラデジュールに特注しているというパンは
石臼挽きの小麦粉を使っているそうで、小麦の香りや甘さが引き立っていました。
また、バニラエッセンスと塩が入っている自家製のバターは
パンともよく合っていて、実はお代わりOKと聞いて3切れ食べたのは私です。^^;
実はこちらではパンは最初は可愛い紙袋に入ってサーブされるのですが、
それをお皿代わりにするんです。
そしてバターナイフは...
各人の席に引き出しがあり、そこに入っています!
カトラリーもお箸も実はみんなそれぞれデザインや色が変えてあったりします。
私のバターナイフは赤でした。
「地鶏のシーザーサラダ ミルフィーユ仕立て」
燻製にした大山どりと新倉ファームの野菜をミルフィーユのように仕立ててあります。
アクセントにデコポンが載っており、フルーティなシーザーサラダでした。
緑色のソースはグリーンピースのソースです。
シーザーサラダには北海道の「北ワイン」を合わせました。

「オマール海老 トリュフ香るソースアメリケーヌ」
オマール海老をフランにし、オーソドックスにアメリケーヌソースと合わせたというメニュー。
濃い海老の風味が感じられるアメリケーヌソースは、オマール海老との相性もよく、
それに合わせたドリンクが...
「アンリ・ジロー」

濃い海老の風味に負けないブリュットです。
「鮮魚のデュクレレ風」
今回の魚は静岡県伊東の鰆。鰆をオーソドックスにデュクレレ風に仕立てた、とのこと。
スーパーフルーツトマトや、三浦半島の野菜をあしらっていて、
鰆はふっくらとしており、ソラマメなども絶妙な具合に歯ごたえが残っていました。
このお料理に合わせたのは、「ラン・デュ・シャトー・ヴュー・タイフェール」

「尾崎牛のグリエ 3種のソース」
個人名が牛の銘柄についているという珍しい「尾崎牛」は宮崎の牛の銘柄。
個人名がついていることからも想像できる通り、流通量自体が少なくて珍しいそうです。
とにかく肥育に35か月と言う時間をかけ、ストレスなく育てている牛なのだそうです。
ソースは右から和風だしの効いたソース、黒ゴマとトリュフのソース、醤油マヨネーズ。
ミディアムレアですが、脂の融点が低いので25-30回以上噛むのがおススメとのこと。
確かに回数噛むと脂と肉汁のうまみが出てきます。
付け合わせはエシャロットやアイスプラントもありました。
お新香は
左が紅芯大根をアップルビネガーで漬け込んだもの、
右があやめゆきかぶの葉を白バルサミコビネガーで和えたものだそうです。
どちらも柔らかい酸味でした。
尾崎牛に合わせたのは「黄金澤 山廃純米酒」

親の代から二代目、という醸造元さんのお酒だそうで、あえて常温で合わせたとのことです。
「豆乳の杏仁豆腐」
赤いクコの実がアクセント。
ソースはラム酒とメープルシロップのソースで、かなりラム酒が効いています。
「柑橘メルバ」
自家製バニラアイスと自家製のクッキーを添えたメルバは
契約農家から取り寄せるブラッドオレンジとグレナデンシロップで盛り付けも鮮やか。
それに合わせたのは「梅の宿 あらごしみかんとカシスリキュール」
カシスリキュールはスポイトで好みに合わせてあらごしみかんに足します。
ちょうど比重の関係で2色に分かれ、色もきれいです。
最後にこんなお盆が現れます。
これは最後のお茶菓子と合わせて飲む飲み物なのですが、
見た後で選べます。
後列左から、コーヒー・ルンゴフォルテ・紅茶・ウバメイン・紅茶のフレーバーティー(桃)・アールグレイ・抹茶・ステビア・ローズレッド、と
様々あるなかから選べるのですが、種類があると悩みますね。
結局、私は
エスプレッソを選びました。
お茶菓子はこちら。
「和三盆のクッキー」(生地にも和三盆を使用)と「オレンジピール」
また、最後の最後に、今度はラベンダーの香りのおしぼりを出していただきました。
こちら、お茶菓子は手でとっていただくので、ということで用意されたものでした。
こちらの部屋から見える夜景、夜8時までは国会議事堂がライトアップされているので
この写真の道路の先に見え、また、東京タワーも見ることができます。
一番奥にあるように見える個室での食事でしたが、実は扉から直接通路に出ることもでき、
他のお客さんと顔を合わせることがないようにもできる、という造りでした。
お忍びでも使えちゃいますね~(って自分は必要ないですが)
お料理にお酒を合わせるって結構大変で、お料理にこだわりのあるお店だったらなおさら。
こちらのお店も、全国から貴重な食材を取り寄せ、また三浦野菜なども実際に行って確かめて仕入れるほど。
でも、お料理に合うドリンクをソムリエが選んでくれて、ゆったりと食事とドリンクとおしゃべりを楽しめる、
というお店は貴重だなと思います。ぜひまた行きたいな~と思えるお店でした。
(アルコールが飲めない方にはノンアルコールのドリンクを選んでもらえます)
チェナクルーム (cenaculum)
東京都中央区銀座8-3-1 GINZATOKIDEN 10F
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