農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

おいしさや まるくて白き 小かぶかな

2018-06-06 10:48:48 | 日記
趣味や生きがいの追求。中でも、農園での愉しみには、尽きないものがあります。自然の木々や生きものとの触れ合い、そして野菜作りを通じた農園の愉しみに、私たち農園仲間は感動的な喜びを覚えているのです。話はちょっと哲学的になりますが、ドイツのノーベル文学賞受賞作家ヘルマン・ヘッセは、人生の後半になって執筆以外の時間の大半を、庭仕事に費やすと共に、四季を通じて触れ合う自然を、こよなく愛し続けたようです。その様子は、叙事詩「庭でのひととき」等をはじめとした書物の中で、庭仕事を通しての草花や樹々に対する愉しみとして語っていましたが、人生の愉しみの大半を、「庭でのひととき」に費やせるなんて、うらやましい限りですね。これを、農園での私たちの場合に置き換えてみると、さしずめ「畑でのひととき」。畝作り、種蒔き、収穫、野菜の花の摘み取り等を通じた、自然との対話と触れ合い、ヘッセの足元にも及びませんが、自然の中で農作業に精を出せるワケです。とくに愉しみの中でも、収穫の愉しみは格別。連休明けから、千葉県・市原市の伝統野菜の「加茂菜」、「空豆」、「新玉ねぎ」の収穫を愉しみ、今度は、待ちに待った「金町小かぶ」の収穫です。蕪は、品種の交配と、気候風土への同化から、地方品種化・分化が進みやすいといわれ、日本全国に100品種前後の蕪が栽培されているようです。とくに、「金町小かぶ」は、「東京長かぶ」と並ぶ、東京の地方品種。おいしさと、見栄えの良さに特徴があります。この「金町小かぶ」、味わってみると分かりますが、球形に近い腰高タイプで、光沢のある純白な色合い、ち密な肉質と歯触りの良さに魅力があります。で、結論ですが、この秋も、「金町小かぶ」の種を蒔きたいと思います(ストロー・ハット)。








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