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農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 老櫻の ギブスを添えて 咲きにけり

2019-02-21 13:27:31 | 日記
先日、通販で購入を申し込んでいた男爵の種芋が届きました。待望の農園シーズン到来の予感です。それと金町小かぶの種、ひまわりの種、第一便はこの3点ですが、それぞれに夢が膨らむものですね。本日2月20日のウェザーニュースによると、関東・東海エリアは4月並の気温と、ゆたかな日差しと陽気が期待できるようです。三寒四温と呼ばれるように、気温と気候の変化はまだまだ複雑なようですが、外光の明るさには目を見張るものがありますね。そこで、上野原の農園を見下ろすように花を咲かせる里桜に思いを寄せるわけです。ただ、御前山の南麓で野菜作りを始めて以来、御前山の桜ばかりに目を向けがちですが、私たち農園メンバーが住んでいる、あきる野、羽村堰、小平、小金井、吉祥寺、杉並といった玉川上水流域の桜も、ちょっとしたものなのです。とくに、丹念に手入れをされた桜の木々が、目を引きます。上下左右に、自由闊達に枝を伸ばしている、百年単位の樹齢ゆたかな桜の古木・老木を見ながら散策していると、歴史の重さ、生命力の尊さに感動してしまいます。このように、自然に触れる場では、野菜の成長を見つめる目と同じ様に、桜を見つめる目に喜びを覚えてしまうのです(ストロー・ハット)。












 日だまりや そろそろ畑に 春一番

2019-02-07 14:40:14 | 日記
日に日に、日差しがやわらかさを増してきました。啓蟄にはまだ間があるとはいえ、前回の大寒前日の農作業時の日の光を思い浮かべると、格段に強さを増した光が畑に満ちてきました。これで春一番の南風が吹いたらいよいよ野菜作りに時機到来というワケですね。例年通りに春は、3月末のじゃが芋の植え付けからスタートの予定。まずは、じゃが芋用に3つの畝起こし。堆肥、石灰、活性剤101のすき込みを終え、ピアンタでの耕運から始めることになります。私たちが、この上野原の農園で、毎週野菜作りに励めるのも、何よりも地域の皆さまのご好意とアドバイス、サポートのお陰と、メンバー全員の思いはここにあるのです。それと、御前山斜面に建つ忠魂碑を背に、今年も一年、健康的な汗を流す週末を送れるよう、ガンバル気持ちに満ちています。老骨は、ガンバル!(ストロー・ハット)。










 寒すずめ 可愛く撮りて 逃げられり

2019-01-29 11:35:59 | 日記
年明けの農園活動は、大寒前日の19日(土)。ゾクッとする気温でしたけど、カラッとした気候で、久しぶりに土に触れる意欲をかきたてられました。当日はいつものように、早朝に上野原に着き、まず真っ先にエネルーギー補給。向かいのコンビニのイートインで朝食です。それで、ふと窓を見ると、駐車場上空の電線を止まり木にした、雀が5匹ほど。この時期の雀は寒雀とか、ふくら雀とか呼ばれ、寒さを防ぐため丸々太ってぬいぐるみの様な可愛さ。可愛さを、残しておこうと、スマホを持って電線の雀をパチリ!世の中、そう簡単にはいきません。逃げられました!ゴールデンウイークにツバメで散々体験した同じ光景を思い出し、記憶に留めるだけで満足して、作業にとりかかった次第です。幸いな事に、畑はほぼ無事でしたが、空豆の畝にかけた寒冷紗が吹き上げる風に半面ほどむき出しになっていましたが、空豆自体はしっかり畝に根付いていたので、ひと安心。ただ、この寒さの中、雑草がかなり伸びていたのには、ちょっと驚き。初仕事は、草むしりという重労働だったかも知れません。それは、運動不足で、寒雀のようにモコモコにならない分の、ひと汗でした。ピアンタさん、レッドブーツさん、レディバードさん、今年も宜しく(ストロー・ハット)。










 冬木立 梢は数枚 残したり

2019-01-17 14:19:49 | 日記
昨年末に上野原で農作業をしてから3週以上が過ぎましたが、今週末からいよいよ農園のスタートです。正月前後の寒さや、乾燥注意報が出た空気の乾きなど、ちょっと畑の状況が気になるところです。が、土も、水も、空気も、木々も、作物も、そして畑も、私たちが農園をお休みしているうちに、少しづつ春の準備に取りかかっているようです。話は変わりますが、自宅の庭に3年ほど前に植えた桜があります。「天の川」と呼ばれるこの品種は、左右にではなく、上へ上へと枝を伸ばし、あたかも天の川、銀河系宇宙の様な形状となり、場所を取らないことから、庭木や街路樹として人気が高いようです。そういう理由で苗木を購入、それ以来、順調な成長を見せ、例年年末には葉を落とすわけですが、今年は真っ赤に色づいた葉が数枚残され、小寒の頃までベランダからのちょっとした観賞を楽しませていただきました。落葉の後をよく見ると、冬芽(ふゆめ=とうが)と呼ばれる、それぞれの木々のふっくらした冬芽が寒さをしのぎ、少しづつ成長している様子が見えました。改めて、自然の素晴らしさを目にしたわけですが、それだけに、昨年の秋口に植えた玉ネギ、大蒜、空豆の成長に期待をかけ、週末の農園に出かけたいと思うのです(ストロー・ハット)。







 空豆の 発芽見る目の 温かさ

2018-12-20 11:03:38 | 日記
畑には、心を震わせる出来事がたくさんあるものです。しかし、それを普段気付かずに見逃していることも多いようです。今回感動させられた空豆に関しては、11月末に蒔いた種が、三週間後の週末に見事に顔を出していたことです。何の変哲もないことと思われますが、生命力の強さは大したものですね。先週は、発芽の気配すら見られなかったので、この一週間の間に一気に発芽したことになりますね。芽を出していたのは、黒マルチシートに覆われたサラサラの畝に7本。メンバー4人そろって、わが子を見るかのような眼差しで見入ってしまいました。ところで、この空豆、打越一寸は、3粒の莢が多いのが特徴とされ、それだけ収量も多く見込まれます。私たちが毎年手掛ける理由も、ここにあります。ところが、どの品種も同様と思われますがアブラムシが付きやすい、つまり空豆はアブラムシの大好物である点です。昨年も、一昨年も、茎にビッシリと黒ゴマを大きくしたようなアブラムシがついていました。とにかく、退治とその後のケアに一苦労です。これも、自然の営みのひとつと考え、来年早々に戦おうと思う次第です。ちなみにアブラムシは、一般的には2月下旬頃から寒さをぬって、やって来るといわれていますから。(ストロー・ハット)。