畑には、心を震わせる出来事がたくさんあるものです。しかし、それを普段気付かずに見逃していることも多いようです。今回感動させられた空豆に関しては、11月末に蒔いた種が、三週間後の週末に見事に顔を出していたことです。何の変哲もないことと思われますが、生命力の強さは大したものですね。先週は、発芽の気配すら見られなかったので、この一週間の間に一気に発芽したことになりますね。芽を出していたのは、黒マルチシートに覆われたサラサラの畝に7本。メンバー4人そろって、わが子を見るかのような眼差しで見入ってしまいました。ところで、この空豆、打越一寸は、3粒の莢が多いのが特徴とされ、それだけ収量も多く見込まれます。私たちが毎年手掛ける理由も、ここにあります。ところが、どの品種も同様と思われますがアブラムシが付きやすい、つまり空豆はアブラムシの大好物である点です。昨年も、一昨年も、茎にビッシリと黒ゴマを大きくしたようなアブラムシがついていました。とにかく、退治とその後のケアに一苦労です。これも、自然の営みのひとつと考え、来年早々に戦おうと思う次第です。ちなみにアブラムシは、一般的には2月下旬頃から寒さをぬって、やって来るといわれていますから。(ストロー・ハット)。
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