goo blog サービス終了のお知らせ 

農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 百日紅 一日ごとの 紅さかな

2019-09-17 08:37:56 | 日記
農園に出かけ、野菜だけでなく植物や小動物、昆虫などの生き物に接していると、そこには日々小さな発見があります。感動があります。勉強になります。最近では、隣の畑のシンボルになっている百日紅の色付き。毎年鮮やかな「紅」を見せてくれるこの百日紅に出会って、ほぼ8年になりますが、当初は気付かなかったことがあります。植物に造詣の深いかたには当たり前のようですが、色付き始める梅雨明け頃から花色が日々深さと濃さを増しているのです。農園の畝に立つたびに、その変化に触れることになり、メンバー4人そろって感動を繰り返しているワケです。背景となっている空の色や、太陽光の強弱に多少の影響を受けていると思いますが、ポカリスエットをぐい飲みしながら眺めるひと時は格別なものがありますね。また今年は、種まきの遅れてしまった向日葵もようやく花を付け太陽に黄色い花を向けています。「紅」はなく、「真っ赤」な内藤唐辛子も、色付きを強めています。江戸東京伝統野菜である内藤唐辛子の栽培を始めもう10年近くなりますが、毎年見事に実を結んでくれるものです。こう考えてみると、赤とか、紅とか、黄色とか、暖色系の作物が畑にあると、心が休まりますね。継続は、力なり。農園に関しても、大切にしたい言葉です(ストロー・ハット)。












 秋蒔の 飛ばないように 小かぶかな

2019-09-06 08:11:17 | 日記
先週の土曜日は前日からの豪雨の中、私たち四人は朝から天気待ち。予報は雨ですが、八王子インターに 入った時から雨足が弱まってきたことに、期待をかけていたのです。そのかいあってか、本日も徐々に甲斐は、快晴。これも晴れ女、「レッドブーツ」さんの御尽力というワケ!鮎の友釣りで賑う桂川を横目で見ながら農園に着いてみると、収穫待ちの野菜のお出迎え。収穫は勿論、一週間でまたもや伸びた雑草の草むしり、追肥、土寄せ、それに耕うん機を使った畝作りと、ケッコウ作業があるものです。そうそう、それと豪雨の洗礼を受け、穴開きした物置き小屋の修理も控えていました。そして、それぞれが、それぞれに、アイスノンとポカリを武器に、一気に作業終了を迎え、最後に「ピアンタ」さんが作ったホヤホヤの畝に「レッドブーツ」さんと「レデイバード」さん中心に秋蒔野菜の種蒔き。種はメンバーに評判のいい、金町小かぶ。掌に種を載せると、僅かな風でも飛ばされてしまいそうな軽量サイズで、載せた手にスリルがいっぱい。とりあえず、風で飛ばされないように、無事に蒔き終わったので、発芽が愉しみ。農園には、ドラマがありますね(ストロー・ハット)。  






 おとり鮎 魚影濃くして 桂川

2019-09-02 08:29:46 | 日記
毎週末、ここ上野原の桂川界隈は、人とクルマで賑います。モータリゼーションの賜というのでしょうか、かなり遠距離ナンバーのクルマが、桂川の河川敷狭しと並んでいます。私たちは早朝、桂川を左手に見ながら、農園に向ってハンドルを切ります。その時三々五々、釣り人たちが、竿を操っている光景が目に入るのですが、今週はいつもと違う光景でした。前日の雨でやや増水した川の中に胸のあたりまで入って竿を振る。遊漁証を下げた釣り人たちが、ギッシリ並んでいる様子が見えました。なぜだろう?縄張り意識を持つ鮎の習性を利用した手法である「友釣り」のできる期間が、友釣り専用区は別として、今日31日で終了してしまうらしいのですが、それが理由かも知れませんね。その点、趣味を愉しむという点では、水が相手の釣りも、土が相手の農園も、共通点が多いように思えます。釣りと、野菜。同じ上野原で、趣味に打ち込む愉しみは、誰が何と言おうが格別です。話は野菜に飛びますが、先日までイマイチだったピーマンがかなり美味しくなりました。茄子も唐辛子も実の付きが、ダンゼンよくなってきました。茄子科の野菜バンザイと、ちょっとだけ知人、友人たちに自慢ができるというワケです(ストロー・ハット)。










 朝採りや 油吸う茄子 敵役

2019-08-26 11:32:13 | 日記
この頃、上野原の農園で野菜作りをしながら交わす会話にちょっとした変化が見られるようになりました。それまでは、作った野菜の出来栄えというか、見栄えや完成度の話題が多く、それに満足をしていました。それが最近は、料理フリークの「レデイバード」さんの影響もあり料理の話題が増えたのです。「ピアンタ」さんも、「レッドブーツ女史」も同様で、料理ほぼ未体験の私「ストロー・ハット」は、話題についていくのに精一杯。この2~3週間の話題は、ようやく実が大きくなり始めた茄子の食べ方。採りたてが美味しい反面、料理の際にスポンジのようによく油を吸うのがネックといわれています。つまり、肥満の大敵、健康の敵役というワケですが、料理の手順や、料理法、オリーブオイルや、ひまわり油など食用油の種類や分量の工夫で、健康の敵役という汚名は返上されることが分かり、ひと安心。そこで私の場合、茄子のオリーブ焼きラーメンを先週、自作自食してみましたが、結構おいしかったため、昨日は、「玉・玉・焼き茄子・丼」という手前みそ丼を作って食べました。農園で収穫した玉ねぎと、オリーブオイル焼き茄子を玉子でとじた、丼料理(出来栄えはマズマズと思うのですが、料理上手の皆さんからは、失笑を買うかも知れませんね)。自分たちで作った野菜は、とくに美味しく感じるように、自分で作った料理は、なぜか美味しいものですね。農園の愉しみは少しずつ広がりを見せてきたようです(ストロー・ハット)。










 農園の 不作の茄子の 旨さかな

2019-08-21 08:10:47 | 日記
今年は、茄子の収穫がイマイチ。夏の初め頃は、全国的な天候不順により、野菜は稀に見る不作といわれましたね。私たちも、その事実を目にしながら天候という時の来るのを待っていました。毎週末、毎週末、茄子の畝を楽しみに見ていたものですが、そこに気付きがありました。私たちの畑の茄子だけ、置いてけぼりを食っているように見えるのです。育ちが遅い。茄子の色、大きさがいつもの年に比べ、どうも見劣りするのです。数えてみると、量的にも不作なワケです。理由は、何か? それは腕!といわれがちですが、それなら味は?農園のメンバーによると、かなり茄子を料理に活用しており、それなりの美味しさがあるようです。一例をあげると、お馴染の麻婆茄子や、茄子ピーマンとか、茄子の揚げ浸し、あるいは茄子味噌と、水分が94%を占めるといわれる茄子も、大いに存在感が発揮されていますね。そうか、料理自慢の皆さんのような本格レシピではないけど、「焼き茄子ラーメン」というチャレンジをしてみよう。先日収穫した、不作の茄子をスライスして、オリーブオイルで焼く。麺とスープは、即席めん、具材は自作の野菜というワケ。個人的な食感ですが、ラ王の柚子塩とか、中華三昧の味噌味とか、しっかりした麺とスープに、オリーブオイル焼き茄子の食感は筆舌物。邪道に思えますが、ナスのとろみが、たまりません。食感では、思っていたほど茄子は不作じゃなさそうだし、私の主観ですが、こんな野菜ラーメンがあってもいいですね。(ストロー・ハット)。