パタピッマガジン

自動製図ソフトパタピッで
おしゃれを遊ぼう!

洋裁の基本 はじめに 2

2011-01-24 15:21:32 | 洋裁の基本



下はパタピッ ユーザーの為のソーイング雑誌です

「縫う」 を中心に解説します。


初めてご覧になる方は、下の頁も合わせてご覧ください。。

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はじめに  No.2


「はじめに No.1」をお読みいただいた後、このページにお進みくださいください。





「おしゃれな服を作る」 最大のカギは

「デザインに合った上手な布選び」と「確かな製図(型紙)」です。


その一つのカギ・・・ 「何が自分に似合うか、どの生地を使ってどんなデザインにしたいか」

今や見渡せば周りは既製服ばかり。感覚は磨かれ、個々の嗜好表現ははっきりしています。 何が自分に似合うのかをよく知っています。

作る側に立つと、漠然としたイメージをより具体的にしなければいけません。
でも、街に出かければ周りは既製服ばかり、ファッション雑誌も豊富です。

ヒントはいくらでも転がっています。
何が自分に似合い、どんな素材を使うか・・・ このイメージは、洋服が大好きな現代人ならさほど難しくないでしょう。

難しいのは、二つ目のカギ「型紙(製図 パターン)を作る」です。
これは、おしゃれであればあるほど繊細で複雑です。 時代の流れの中で、この「型紙」だけが他と反比例して難しくなりました。

有能なデザイナーには有能なパタンナー・・・ 

これが、ファッション界の図式です。
今や、素人の私達にもこのパタンナーが必要な時代になりました。


パタピッ は、そんな時代の流れの中で生まれ、手書き製図の技術の後退と共に求められ、今 一般家庭から企業、学校など多くの分野に広がっています。

既製服が氾濫するこの環境下です。 隠れデザイナーがそこかしこにいます。 おしゃれが大好きなあなたも、、、デザイナーです。頭の中には、素敵な服がすでにでき上がっていませんか? 素材のイメージも・・・

あとは、そのイメージを具現化する「製図」があれば万全です。
あなたがデザイナーで、パタピッ を操作するあなたは又パタンナーでもあります。

自らがデザイナー、そしてパタンナー、、、二つが揃いました!
簡単なものから具現化して、創造の夢をどんどん広げていきましょう。


「洋服が縫えるミシン」 と 「簡単な製法」 そして 「確かな型紙(製図 パターン)」
この3つがあれば、誰もがせっかちなこんな時代にちゃんと波乗りしながら、次々作っておしゃれが楽しめるのです。




既製服を「買う」 と 「作る」 ・・・ どっちが早い?


これだけ既製服の数も豊富で一見選び放題の様にも見えますが、意外に目的の服は見つからないものです。

探し回って日も暮れて「あ~ 疲れちゃった!」
山ほど見て回ったのに、自分のサイズに合って、色柄が好み通りで、着て満足できる服がいくつあるでしょうか?

「色が好きじゃないけど まッ、いいっか!」
「着丈、袖丈、肩幅、ウエスト、ヒップ・・・ 私にぴったりとはいかないけれど我慢しよッ!」

販売路線に乗った年齢枠で標準体型で流行の服・・・ となれば品数も多い。
ところが、その圏外の場合は、、、 どんなに歩いて探しても見つかりません。

どっちが早い?


簡単になったとは言え、初めて作るとなると、時間もたっぷりかかるでしょう。 でも、作り方を覚える時間を差し引くとしたら、歩いて探し回るより作る方が私は早いと思います。
手順を覚え、ミシンに慣れ、要領よく仕上げれば、スカートやパンツ、ブラウスなら半日で完成します。

この要領よくが時間を大きく左右します。 各コーナーの解説では、そんな手抜き方法を含めて、時代に合った作り方の説明を進めて行きます。




作ることが面白い!


服に限らず、既製の物が生活環境のほとんどを占めている近頃では、文化色溢れ、部屋の中も街もとてもきれいです。 きっとまだ飽き足らず、これからももっと便利な社会に変わっていくでしょう。

既製品が手頃に手に入るようになると、私達は作ることを忘れていきます。
「服」も同じです。 買った方が便利ですし、ましてや「既製服の様におしゃれな服が作れる訳がない!」・・・ と皆が思っています。

でも、新しい製法とパタピッ 製図を使った当講座では、皆が作る服は、どれも既製服と何ら変わりありません。(パタピッ ユーザーが開いている教室や学校等でも同じ現象が起こっています。)

スカート、パンツ、ジャケット、コート、ワンピース、、、Tシャツやトレーナーなどのカットソー、又 セーターも編むのではなく縫って作ります。レディース、キッズ、メンズ・・・。
(この場合のミシンは 動力があり、生地を選ばずどんな布でも縫えるミシンのことです。 ミシンについては  してご覧ください。 詳しく説明しています。)

問題は「うまくできるかどうか?」・・・ですね。

何分初心者はそれなりに時間がかかります。 でも、うまくでき上がったら「やったね!」 「結構面白いじゃん」となります。 ・・・ これが、もの作りの面白さです。

作り方は何枚も作れば覚えます。 手が慣れてきたら仕上がりも早くなります。
おしゃれがしたくて作るので、うまくできさえすれば次々作りたくなります。
その経験の積み重ねが、いつしか「技術」を伴ったプロとなるのです。




便利さの中で、指を使う出番なく、退化の道まっしぐら・・・ という悲しい状況になっていませんか?
あなたの動く「指」と、アイデアが湧き水の様に溢れ出る「脳」
面白いものを見つけた「指」は、水を得た魚の様に動き出すでしょう。
あなたが今一番興味のある「服」で、創造する面白さにちょっとはまってみませんか。





この続きはまたお話します。