「賤しい奴」と呼ばれたブッダは、「あんたは、どんな人が賤しいのか、本当に知っているのか?」と反問する。
「知らない。教えてくれ」というバラモンに対して、ブッダは次々に世の中の「賤しい人」を列挙する。
まあ、たくさんある。
人に恨みを抱いて、騙したり企みを図る人。
生き物に哀れみを感じない人。
人を暴力的に支配する人。
他人の所有物を平気で自分のものにする人。
120.
‘‘Yo have iṇamādāya, cujjamāno palāyati;
Na hi te iṇamatthīti, taṃ jaññā vasalo iti.
借金をしておきながら、返済を催促されると「カネは借りていない」ととぼける者。これこそ「賤民」であると知れ。
インドは現代に至るまで、生まれによる区別・差別が残っていると言われる。
ブッダは、人間の尊さの根拠を「生まれ」ではなく「心」に求める。
「知らない。教えてくれ」というバラモンに対して、ブッダは次々に世の中の「賤しい人」を列挙する。
まあ、たくさんある。
人に恨みを抱いて、騙したり企みを図る人。
生き物に哀れみを感じない人。
人を暴力的に支配する人。
他人の所有物を平気で自分のものにする人。
120.
‘‘Yo have iṇamādāya, cujjamāno palāyati;
Na hi te iṇamatthīti, taṃ jaññā vasalo iti.
借金をしておきながら、返済を催促されると「カネは借りていない」ととぼける者。これこそ「賤民」であると知れ。
インドは現代に至るまで、生まれによる区別・差別が残っていると言われる。
ブッダは、人間の尊さの根拠を「生まれ」ではなく「心」に求める。