池袋犬儒派

自称「賢者の樽」から池袋・目白・練馬界隈をうろつくフーテン上がり昭和男の記録

チャールズ・ディケンズ【クリスマス・キャロル】第一章「マーレイの亡霊」(森田草平訳)

2022-11-28 13:37:57 | 日記

チャールズ・ディケンズ【クリスマス・キャロル】第一章「マーレイの亡霊」(森田草平訳)

 

ファイル85の日本語朗読バージョンです。

翻訳されたのが相当に昔なので、今では使われなくなった用語、言い回しなどが頻出しています。このため自分(白鬼火)の判断で、いろいろと手を入れています。また、原意が伝わりにくくなっている箇所も訳し直しています。

 

クリスマスという萩原朔太郎の詩があります。以下に引用します。

 

クリスマス

萩原朔太郎

 

 

クリスマスとは何ぞや

我が隣の子の羨ましきに

そが高き窓をのぞきたり。

飾れる部屋部屋

我が知らぬ西洋の怪しき玩具と

銀紙のかがやく星星。

我れにも欲しく

我が家にもクリスマスのあればよからん。

耶蘇教の家の羨ましく

風琴《おるがん》の唱歌する聲をききつつ

冬の夜幼なき眼《め》に涙ながしぬ。


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