チャールズ・ディケンズ【クリスマス・キャロル】第一章「マーレイの亡霊」(森田草平訳)
ファイル85の日本語朗読バージョンです。
翻訳されたのが相当に昔なので、今では使われなくなった用語、言い回しなどが頻出しています。このため自分(白鬼火)の判断で、いろいろと手を入れています。また、原意が伝わりにくくなっている箇所も訳し直しています。
クリスマスという萩原朔太郎の詩があります。以下に引用します。
クリスマス
萩原朔太郎
クリスマスとは何ぞや
我が隣の子の羨ましきに
そが高き窓をのぞきたり。
飾れる部屋部屋
我が知らぬ西洋の怪しき玩具と
銀紙のかがやく星星。
我れにも欲しく
我が家にもクリスマスのあればよからん。
耶蘇教の家の羨ましく
風琴《おるがん》の唱歌する聲をききつつ
冬の夜幼なき眼《め》に涙ながしぬ。
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