続 いい加減な備忘録

サイクリング中心の出来事です。

親父の退院後プラン

2018-04-30 17:43:37 | 病気
間もなく親父が退院する日がやってくる。現状、悩ましい問題が、実家に親父が帰った時に1人暮らしであることだ。24時間体制で誰か付き添い出来れば良いのだが、私と弟は実家を出て、それぞれ家庭を持っている。さらに弟は都内住まいなので、すぐに来ることが出来ない。
私や弟の住まいで面倒を見る事も検討したが、現実は嫁さんの負担も考えると厳しい。一度も一緒に住んでいないし、今までの親父の口調や態度からしても対応出来ないだろう。おそらく、家庭崩壊してしまう。そうなると、私が実家へ住みながら通勤する案や自宅に住みながら朝や夜だけ実家へ行く案。または老人ホームへ入居する案を考えている。どちらにせよ、私や弟が24時間付き添いする事は困難で、1日の中で数時間は親父1人になってしまう。現在、介護認定を申請しているが認定がおりるまでに時間がかかると思われる。非常に直近の対応が悩みである。現在、私の仕事も忙しく、日々22時過ぎの帰宅なので、親父の付き添いを長期間しながら仕事との両立を考えると、自分の体力も不安である。場合により、会社に介護休暇を申請して、一定期間休む案も検討に加える必要がありそうだ。
親父の最後について考えると、痴呆症や突然死ではないので、事前に本人の意志を聞けるし、伝えられることはありがたい。年齢的にも脳卒中や心筋梗塞、癌、どれがあってもおかしくはないのだ。戦前は平均寿命が50歳程度だったそうだが、現在は男性でも80歳を越えている。寿命が延びたことで癌の死因も増えているが、老化の一つと考えたい。癌細胞は誰でも日々5000個程発生しており、免疫細胞が戦って倒している。しかし、老化により免疫細胞が弱くなったり、突然変異した細胞が残り、癌化。癌細胞が残った場合に10年程細胞分裂を繰り返し目視出来る癌となるそうだ。この頃には一度細胞分裂するだけで大量の細胞が増えるので、急激に癌細胞も増える。誰でも癌細胞の仕込みは随分前なんだなと。
上で書いたように普通に亡くなっていくだけで可哀想だが仕方ない。そのような感情が強かった。しかし、最近は寝る前に昔を思い出し、色々と考えてしまう。疲れ果てないと寝れない。
頭では仕方ない、いつ亡くなってもおかしくない年齢だ。そもそも、大嫌いだったし、割り切れと。現実は余命宣告や親父の状態を見てしまうと心が痛む。口うるさく、自分勝手な親父だったからこそ、現在の弱ってしまった姿とギャップがあり私も戸惑っている。
改めて自分も身勝手で、元気だった親父とは会いたくない、勝手にしろと考えていたが、いざ余命宣告されると元気になってほしいと考える。おそらく、親父が身体を壊したり、弱くならない限り、私は優しく出来なかったのだろう。
退院後、親父の体調が良ければ景色の良いところに連れて行きたいし、美味しいものを食べさせてあげたい。また、ゆっくりと昔話をしながら、お互いの本音で話をしたい。

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