環境保護団体のグリーンピース・ジャパンが30日、福井市内のホテルで会見した=写真。福島県内での住民意識調査の結果、原発の運転に対して同意、拒否できる「地元」の範囲は立地市町村のみに限定すべきでないとする回答が9割以上を占めたと発表。福井県の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働の判断に関する「地元」は、福井県だけでは範囲が狭すぎると指摘した。
調査は28~29日、福島県在住の1千人を対象にインターネットで実施。「地元」の範囲の回答割合は、「事故の影響が予想される全地域」48・4%、「立地道県内の全自治体」29・5%、「原発の30キロ圏内の自治体」14・5%、「立地市町村」は3・4%だった。
2月から福井市内のホテルに設けている臨時活動拠点の開設期間は4月末まで延長。再稼働の地元判断をめぐる動きに合わせてスタッフが来県し、情報発信などを行う予定。
会見には「脱原発」の考えを表明している俳優・ミュージシャンのいしだ壱成さんも同席した。
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