沈黙の春

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房総沖M8 数百年間隔か 産総研 2300年想定から大幅短縮

2012-06-08 18:00:36 | 地震

首都圏に被害をもたらす巨大地震が懸念されている相模トラフ沿いで、千葉県の房総沖を震源としたマグニチュード(M)8級の地震が、従来の想定よりも短い数百年間隔で起こる可能性があるとの分析結果を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームが七日までにまとめた。

 相模トラフ沿いのM8級地震は「関東地震」と呼ばれ、従来は房総沖のプレート(岩板)境界周辺は他の部分と連動して滑り、地震を起こす間隔は二千三百年ほどとされてきた。だが房総沖のプレートが単独で地震を起こす可能性を考慮すると周期は数百年間隔とより短くなり得るという。

 チームは相模トラフ沿いにたまったひずみの量を分析。房総沖ではプレートの動きで年間約三センチ分のひずみがたまるが、二千三百年もの間ひずみが蓄積し続けると、想定される地震が、通常考えにくい大きさになることが分かった。房総沖のプレートはもっと短い間隔で単独で滑っている可能性も十分あると考えた。

 政府の地震調査委員会は関東地震について、相模湾を中心とした一九二三年の関東大震災型と、房総沖まで連動した一七〇三年の元禄地震型の二種類を想定。房総沖だけが活動するパターンは考慮していない。

 


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