沈黙の春

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大飯原発1、2号機が最も危険-超党派議員危険度ランク付け

2012-06-28 23:45:56 | 原発関連

6月28日(ブルームバーグ):全原子力発電所の廃炉を目指す超党派の国会議員がつくる「原発ゼロの会」は28日、国内全50基の原子炉のうち活断層上にある原発や、東日本大震災、中越沖地震で被災した原発を含む即時廃炉24基のリストと、即時廃炉の対象にはならなかった26基について危険度総合ランキングを発表した。

即時廃炉すべきだとされた原発のうち、最も危険度が高かったのが日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)。直下に活断層がある可能性が高いうえ、運転年数が41年間と国内最長であるほか、「Mark-I型」と呼ばれる古い形式であることが根拠。

危険度総合ランキングでは関西電力の大飯原発1、2号機が最も危険と判断された。運転開始から30年を超えていることやこれまでの事故発生率の高さが響いた。両機はアイスコンデンサ方式と呼ばれる格納容器内にブロック状の氷を常時準備しておき、事故時に発生する蒸気を冷やすことで格納容器の破壊を防ぐ仕組みを採用している。福島第一原発の事故のように全電源が失われた場合には、これがうまく機能しなくなる可能性が高いことから危険度はさらに高まると判断された。

原発ゼロの会のメンバーである逢坂誠二衆院議員(民主党)は、「どのような順番で廃炉にすべきか道筋をつけるためのランキング」と説明した。

即時廃炉のリストには東京電力東北電力、日本原電、中部電力のすべての原発のほか、91年に蒸気発生器の伝熱管が破断し、国内で初めて非常用炉心冷却システムが作動する事故が発生した関電の美浜原発2号機が含まれた。美浜原発1、3号機は即時廃炉のリストには含まれなかったものの、危険度総合ランキングの3位と4位に名を連ねている。

 

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6BF5A6S972801.html



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