温泉旅館で、
別れた夫と同じ布団に寝ていて、抱き合っていると言うもの。
服は着ているけど…。
昔の様に優しく、明るい瞳で私を見ている。二人とも若い。
身体に固いものが当たる。
あの人の事が頭を掠めるけれど、
やっぱりこの人が好き!
と思う。
もうこの人しかいないと。
それで二人で先へ進もうとするけれど、夫がちょっと待って、と、身体を離す。
え〜、どうして?
いいから、しようよと両手を伸ばすと、顎をしゃくって視線を下へやる。
すると、学生時代に仲の良かった同級生の男の子が、布団に一緒にくるまって、
こちらをじっと見ていた。
彼もとても紳士的だった。
酔っ払った私を、
いいから寝ろ、なんて優しく言ってくれた人。
その人がこちらを見ているので、出来ない、と言う夢。
目が覚めて、
ああ…やっぱり私は元夫のことが好きなんだなぁ〜と思った。
プライベートで、喋った事のない人より。
身体も馴染むし、何より長年一緒に生きてきた、あ、うんの呼吸、それにやっぱりあの優しさに安心感があるんだよなぁ…と思った。
もうやり直してもいい!
とさえ思った。
今、改めて振り返ってみると、
これは私の中の迷いなんだろうな。
学生時代、夫となる人と、もう一人の優しいクラスメート、
どちらも私に気がある事は分かっていた。
でも、私の中では迷う事なく、夫一択だったけれど…
今、またその、彼が出てきたと言う事は、
やはり私の中の迷いなんだろうな…。
もう、わかんねー。
わかんね時は放っておくのが1番だがや。
そう思うわ。
☆それでは今日も良い一日を。