元夫と言い合いになってしまった。
元夫は、私が、息子の意欲を削いでいると言って、
余計な事を言うな、と言う。
私が、今の職場で、息子は舐められている、
だから、今の内から、どうするか決めて置いた方がいいと
思っている事を余計な事だと言うのだ。
ようは本人がやる気になっているのに、邪魔するなという事だ。
しかし、職場というのは、そんな甘いものではない。
いとも簡単に首を切ってくるし、それだけではなく、
昇進も昇級も日数さえも増やされない、いまのバイトのままで、
都合のいいように使われるのでは、あまりにも息子が可哀想ではないか。
私などはそんな職場、いつどうなるか分からないのだし、
充分気をつけながら、次のステップを踏んだ方がいいのではと
思うが、今の状態がベストだと思っている息子には暖簾に腕押しだ。
結局、流されるまま、人生が進んでいけばいいと思っているのだ。
けれど、例えば、次に入って来た新人が、自分よりも仕事が出来て、
お給料も良かったら、嫉妬しないと言い切れるのだろうか。
そんな風に、顔に泥を塗られても、我慢できると言うのだろうか。
私だったら、そんな自信はない。
嫌になって、転職を考えるだろう。
だから、息子には危機感を持って欲しかったのだが、
元夫に言わせれば、そんな事は余計な事らしい。
けれど、私は田舎で誰も頼る者もいない中で、
あの子をどれほどサポートしたことか。
それこそ、物心両面で支えたのだ。
そうして、何度も煮え湯を飲まされた。
去年の今頃、私が何度も、お金を貸すからと言ったのにも関わらず、
消費者金融からお金を限度額まで借りて、そうして、スマホのキャリアからも
最大限借りて、とうとう私に泣きついて来たのだ。
その額、140万!!
本人は限度額いっぱい借りて、自殺してチャラにするつもりだったらしいが、
死にきれずに、その代わりに私に返済を頼んできたのだ。
それも、「死ぬ、死ぬ」と脅しながら。
私は、「なんで私が・・・」と思ったが、息子を信用した結果がこれだったのだ。
それなのに、一円も息子をサポートする事もなく、自殺未遂で入院費にも困っていた私たち母子に、
「金を借りたければ、息子に頭下げさせろ」と言った元夫に、一体何が分るというのだ。
私が、ここ数年味わった息子へのストレスが、どれほどのものだったのか、知りもしないで、
よくもそんな事が言えたものだと思うわ。
彼が潰した車代、彼が散在したお金の立て替え、野放図に借りた借金、
そして入院費・・・
どれほど私がお金に苦しめられたと思っているんだ。
口だけだして、お金を出すこともなかった、あんたになんか言われたくもないわ、と思った。
そうしてまた、今度はギャンブル(ゲーム課金)に金を突っ込もうとしている・・・
そんな危険な輩をもうこれ以上、ほおっておくことはできないんだよ、私は。
だから、私は、今月は仕方ないとしても、来月からは、やっぱりお金の管理はさせてもらおうと
思った。
彼にはどうしたって、お金の管理は出来ないんだから。
そういう脳のクセなのだから・・・。
そうして、お風呂に入っている時に、ふと思ったのは、
息子が、昨年末に自殺未遂をした時、うわごとのように、
「おふくろに借金をしているから、それを返さなきゃ」と言っていたのは、
それは私への当てつけだったんだ! と気がついた。
そうではないかと薄々感づいてはいたが、やっぱりそうだったんだ!
と腑に落ちた。
息子は、私への借金の返済に苦しんでいたのだ。
私は、きちんと借用書を書いてもらい、月々10万円の返済をしてもらうように、
お願いしていた。
彼が正職に戻ったら、それくらいの返済は楽勝だったからだ。
だが、それを守ったのは、一回だけ。
その次の月にはもう毒を飲んだのだ。
彼の中では、140万円の借金は、借金ではなかったのだ。
母親の私が、当然、肩代わりしてくれるものだと、
そして、自分は返さなくてもいいものだと、
考えていた節があるのだ。
私に肩代わりを頼み、借用書まで書いたくせに、
心のどこかで甘えがあり、こんなにお金に困っている自分を、
母親は助けるべきだと考えていたのだろう。
だから、お金なんかとらずに、そのまま黙って140万くれてもいいじゃないか?
借金をチャラにしてくれてもいいのではないか?
というどこか子どもならではの幻想があったのではないか。
けれど、私は無情にも、ちゃんと給料から10万円を差し引いた。
だから、急に心配になって(または、自分のお金が減るのが不安になって)、
それで、1回目の返済が終わったあとに、自殺未遂をしてみせたのだ。
僕からお金なんて取らないでよ、
取ったら、ほら自殺するよ、死んじゃうよ、
だから止めてよ、
と脅してみせたのではなかっただろうか。
あれは、140万はチャラにしろよ!という脅しだったのだ・・・!!
たぶん、これが正解だろう。
あの自殺未遂は、私に宛てたメッセージなのだ。
僕をこれ以上苦しめたら、死んでしまうよ、と。
そういった甘えの裏返しだったのだ。
だから、けっして、仕事が嫌だとかそういうことではなかったのだ。
私には、上司が嫌だ、なんだと言っていたが、それは方便で、
本当は、私が彼からお金を取り立てたので、
その腹いせに死ぬ真似をしてみせたのだ。
あれは単なるパフォーマンスだったのだ。
・・・という事が、まるで霧が晴れたように、分ったのだ。
だから、もう息子と一緒に暮らすという選択肢は、
諦めなければならない。
なんとか彼が上手くいくように、サポートするつもりだったが、
そうして、自分も一人暮らしが寂しくて、ついつい息子に
側にいて欲しいと願ったが、もうそういう依存はお互いにやめなければならないだろう。
そして来年、関東に、息子と一緒に住む家を探そうと思っていたが、
それも無理だと思った。
私が側にいれば、必ず、金の無心が始まるだろう。
仕事に行かなくなるだろう。
だから、一緒に住むべきではないと。
なので私は、今後一切、息子と暮らすという夢を、
手放すことにした。
それならば、これ以上、田舎の家をほおっておくことはない。
今度の本が終わったら、すぐに田舎へ戻り、家を畳もうと思った。
そうして、他人に貸そうと。
そして、私はこちらで、来年までには家を探そうと決めたのだ。
自分一人で住む家を。
一人なら、自分の裁量ですぐ決められるだろう。
これからは、もう息子と暮らすことはないだろう。
私たちはお互いに自立をしなければならないのだ。
これ以上、一緒にいても良い事は何もないと思った。
特に私はお金を搾り取られるだけだと。
息子からお金が返ってくるかも分からない。
けれど、要所要所で、請求していくつもりだ。
借金を踏み倒されてたまるか。
収入もない私がどれほど彼にお金を貢いだことか。
けれど、これから私は、関東で一人暮らしをしながら、
仕事もちゃんと見つけようと思った。
しばらく、本を書くことからも遠ざかろうと考えている。
もう、疲れたわ・・・。
常に生活の事が頭にあり、気の休まる時がなかった。
それならば、もう一度仕切り直して、
今度はきちんと仕事をしながら、
本も書いていこうと思った。
まあ、もうこうしていてもお金が掛かるだけなので、
今年中には田舎の家を畳もう。それも早いうちがいいな。
そうして、また、人生をやり直しましょう、
と思いました。
☆それでは今日もよい一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。