米倉涼子「わるいやつら」
米倉涼子も仲間由紀恵と同じく演じられる役は限られて
いる。
では、どんな役かというとこれもパッと思いつかない。
ただ、今回の役は全くあっていない。
また、ドラマのトーンも「わるいやつら」といいながら
さほど悪くみえない。
確かに人は死んでいるが、どうも松本清張の原作の人の
恐ろしさを描写できていない。
ただ、時代の古さだけが際立って見えるドラマに仕上が
っている。
個人的にシナリオにするならもう少し泥臭く悪い事をする
シーンを作る。その方が恐ろしいという感じが出るのでは
ないだろうか。
松岡圭佑「千里眼 ファントム・クォーター」
書店でコーナーまで設けられている場合が多い著者だった
が、最近は小さな書店では本を見かける事が少なくなった。
この著者の本で有名なのはこの「千里眼」シリーズと「マジ
シャン」シリーズだが、最近めっきり面白さが無くなった。
「千里眼 ファントム・クォーター」も心理学を駆使している
かに見えるがトラウマとPTSDとを同列に扱っているように
も読める難点がある。
トラウマ=PTSDという誤解は確かにあるが、日本心理学界
では「トラウマ」という言葉は使っている。
この本では読むと「トラウマ」という言葉自体悪者のように読
めるのも心理学を勉強したことがある人間には引っかかりを感
じる。
そして、三冊同時出版という無理をしたせいでストーリー展開
が平板に感じるのも千里眼シリーズを楽しんで読んでいた人間
からは残念に感じる。
米倉涼子も仲間由紀恵と同じく演じられる役は限られて
いる。
では、どんな役かというとこれもパッと思いつかない。
ただ、今回の役は全くあっていない。
また、ドラマのトーンも「わるいやつら」といいながら
さほど悪くみえない。
確かに人は死んでいるが、どうも松本清張の原作の人の
恐ろしさを描写できていない。
ただ、時代の古さだけが際立って見えるドラマに仕上が
っている。
個人的にシナリオにするならもう少し泥臭く悪い事をする
シーンを作る。その方が恐ろしいという感じが出るのでは
ないだろうか。
松岡圭佑「千里眼 ファントム・クォーター」
書店でコーナーまで設けられている場合が多い著者だった
が、最近は小さな書店では本を見かける事が少なくなった。
この著者の本で有名なのはこの「千里眼」シリーズと「マジ
シャン」シリーズだが、最近めっきり面白さが無くなった。
「千里眼 ファントム・クォーター」も心理学を駆使している
かに見えるがトラウマとPTSDとを同列に扱っているように
も読める難点がある。
トラウマ=PTSDという誤解は確かにあるが、日本心理学界
では「トラウマ」という言葉は使っている。
この本では読むと「トラウマ」という言葉自体悪者のように読
めるのも心理学を勉強したことがある人間には引っかかりを感
じる。
そして、三冊同時出版という無理をしたせいでストーリー展開
が平板に感じるのも千里眼シリーズを楽しんで読んでいた人間
からは残念に感じる。