挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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今日のクロサギ

2006-04-29 00:03:26 | ドラマ・映画
面白くなってきた、クロサギ。
見ていない人のために書くと昔サギにあった父親に殺されかけた
少年が成人して復讐のために詐欺師となって詐欺師だけをサギる
物語。
世の中いい人だけじゃないとか、検察や弁護士は法を使った表向
きの正論しか語らないとか言わせた今夜は特別に面白かった。

それに堀北真希の演技力が光ってきたのもいいドラマだ。
今はパッとしない顔立ちにもかかわらず人気があるのは、年齢に
似合わない演技力のせいだろう。
将来の竹内結子と個人的には思っている。

才能では長澤まさみも負けていないが、こちらの方は演技力にかなり
差をつけられてきている。このまま才能を埋もれさせるかどうかは周
囲の育て方だろう。1%の才能に99%の努力が結局は人を天才に見せる
のだから。

努力しない天才は、その才能を埋もれさせる。

さて、多くの人は実感を持たずに見ているだろうが、このドラマ以上
の信じられない出来事は実は意外に多いことも知るべきだろう。
そして、「法」を知らなければ「法」は自分を守るどころか敵に回る事も。

最も「法」を知っていても必ずしも「法」は自分を守ってはくれない。
「法」と「正義感」の狭間でどこで自分の気持ちを落とすか選択
を迫られる場合もある。「法」の恐ろしさはそこにある。

そうそう、ホリエモンの釈放と今後の裁判。それが「法」がどんなも
のか周囲の参考になるだろう。

最も違法とは知らなかったという主張で免罪されるかどうかは疑問だ。
それは最近、税金を納めるのが少なくなると税理士に教られた人間に
結局は脱税として課徴金の判決が下された例があるからだ。

やはり身近な事についての「法」は知っていたほうがいいということ
だろう。

そうそう、このドラマを題材にした年齢は知らないが苦労しらずの人間
が書いたであろうコラムを見かけた。

「ちゃちな正義感を振りかざす人ほど手におえない」などと犯罪を助長
しかねない事を書いていたが、この主人公のような悪事に合いながら
この主人公の逆の考えに立ち、その「ちゃちな正義感」を貫いて行き難い
生き方をしている人間が社会に貢献している事を理解していない。

ささいな事を自分には関係無いと考え、「ちゃちな事」などと考えている
といつかそれが「大きな出来事」となって自分の身に降りかかってくる。
そんな事も理解できない平和ぼけした人間にコラムなど書いてもらいたく
もない。
数十年前の戦争がなぜ起きたか歴史をちゃんと勉強していれば、そんなコ
ラムなど書けはしないだろう。
小さな不正義が重なって、大きな不幸が生まれたあの戦争の歴史を。