挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

トラウマとカウンセラー

2006-04-01 22:43:15 | ドラマ・映画
シナリオを書こうと思ったのは、感動するドラマや芝居を見たい
と思ったため。そして、それを支える色々な経験が自分にあると
思ったから。

カウンセラーと話しをして8ヶ月ほど経過した頃、ふと四十年近く
抱えていたトラウマの一つが消えた事に気づいた。

数歳の頃、二階建てアパートの階段から転げ落ちた事がある。後
頭部から。後、1センチずれていれば左目は失明し落ち方が悪け
れば生きてはいなかっただろう。何しろ左顔面が血に染まり左眉
毛付近を8針ほど縫う怪我だったから。
思えば強運の持ち主と言える。

さて以来、小学生まで歩道橋すら怖くて階段が昇れないようになっ
た。歩道橋を渡らず、よく道路を横切った事を覚えている。

だが、残念なことに雪国に住んでいたため毎年冬になると歩道橋の
雪かきが学校の決まりなっていた。
雪かきのために左手で歩道橋の階段の手すりを掴み、右手でスコッ
プを使っていたので横着するなと良く先生に言われた。

中学に入ると歩道橋は渡れるようになった。但し、手すりに掴まっ
て。クラスメートには不審がられたが、おどけてみせてごまかして
いた。

高校に入るとようやく歩道橋までは怖くなくなった。だが、それ以
上の昇りは絶叫したくなるほどの恐怖が常に伴った。

「階段の昇りが怖い」とは、さすがに誰にも言えず、そう言っても
冗談と思われていた。

就職して関東に来て階段の昇りの高さには閉口した。それでエスカ
レーターの昇りは必死に足元を見ながら昇るようになっていた。
ある時、会社のOLに休日に見かけられ物凄い形相で可笑しかった
と感想を述べられた事がある。

それほど酷いトラウマがそのトラウマと関係の無いカウンセリング
でほぼ無くなった。
ちょうど探している物は見つからず、昔無くした物が出てくるかの
ように。

人の心は不思議だ。ちょっとした事で縛られていたものから自由に
もなれば、縛られてしまう。
それを実感できる自分はシナリオライターとして最適な存在ではな
いか、そう思って夢を追い続けている。

右か左か

2006-04-01 02:23:51 | ドラマ・映画
二十歳直前まで「暗いし怖いし近づき難い」と周囲には言われていた。
二十歳過ぎからは「あの人は話さなければいい人なのに」と言われる
ようになった。

三十過ぎには「後ろ向きな人」と言われていた。
そして・・・今はどんな言われ方をしているのだろう?
職場でも二通り以上、プライベートでも二通り以上に言われているよ
だ。
二十歳前までは自分を守るために精一杯だった。
それ以降は生きる糧を自分で得ることができるようになったため、常に
他人を意識して生きるようになった。

そんな中、最近もう一つ意識することが増えた。
失敗や間違いを出来るだけ次に生かそうとする事。

過去は変えられない。人はその変えられない過去に縛られて、時に生き
てしまう。
そうすることによって自分の人生を暗い道に運んでいくというのに・・・
そんなことに気づくのに四十年以上も掛かっているが、まだ右か左しか選
べず生きずらい生き方をしている。

と考えるのもマイナス思考かもしれない。
荒波が多い人生で日が照る事は少ないが、その事が将来のシナリオライター
としての自分に大きく役立つと信じている。

秋のシナリオコンクールまでに、またシナリオの何かを掴みたい。