挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

良い医師と悪い医師

2006-04-07 21:49:34 | ドラマ・映画
絵門さんは信頼できる医師に巡りあえ、前を向いて歩くことができた。
ガンが全身に転移して4年もの間がんばれたのはこの医師の存在が大
きいだろう。

患者はいつ治るかわからない病を得たとき、まず最初に医師に頼る。

以前、寝る事も歩く事もままならない椎間板ヘルニアを患った際に
今でも腹が立つほどひどい医師に診察された。

その大学病院では椎間板ヘルニアの権威と言われた医師だが、MRI
からは普通の人でも出ているくらいの椎間板であることから、私の痛
みは思い込みによる過剰な反応だといわれた。
実際に痛いと懇願すると最後には怒鳴り、町医者に見てもらえと言わ
れた。
それから数年近く町の整形外科で牽引して貰う生活を送った。
その当時、毎日のように自殺を考えていた。このまま治らなかったら
いつか実行しよう、今日か明日か・・・
当然、よくなる訳などなかった。

ある日、会社がほぼ全面禁煙になったのをキッカケに禁煙をした。
そして、体重が増え症状が以前よりも悪化し再び大学病院にいった。

そこである若い医師に出会った。この医師は私の話を親身に聞きMR
Iからは重症には見えないが、あらゆる可能性を考えようといくつか
の検査をし原因を発見してくれた。
それからわずか一年で普通の生活がおくれるようになった。
今でも、この医師に対する感謝は忘れない。

絵門さんが信頼した医師も彼女の話を良く聞いたように、新聞の絵門
さんのコラムからは読み取れる。
医学の常識を疑う発言を恐らく彼女もしただろうに、その医師はそれ
でも反論せずに聞いたのではないかと私は推測する。

良い医師とは、患者の言葉に耳を傾ける医師ではないかと思う。
椎間板ヘルニアという命に関わる病気でも無い病気でも、狭い自分の専
門領域にこだわった医師は患者を無駄に数年も苦しませ、患者の話に耳
を傾け自分の専門外の領域まで踏み込んで治療した医師はわずか一年で
その病気を著しく緩和させた。
(残念ながら未だに軽い痛みと軽い足の痺れはある。ただ、当たり前と
思ってしまえば気にもならなくなっている)

この事実は重いと私は思っている。心ある医師が増えることを願う。

しかし、このところシナリオから離れた話しが多くて反省