一期一会の日々

日々のあれこれ

入笠山立ち寄りコース&諏訪湖の花火 スペシャルデー

2021-08-12 11:18:16 | 旅行記

3回目の緊急事態宣言が解除されてから、夏休みはオリンピックもあるし
もう緊急事態宣言は当分でないかと思ってた。
2回目の緊急事態宣言が解除されて行った春の箕山。
母が観光名所を訪れる旅ではなく、
自然の景色を楽しむハイキングの旅にいたく感動、喜んでくれて
それが私の中でとても心に残った。
  ザックを背負って山を登り次の宿へ移動する旅は
  両親と20代の私の定番の旅だったのに。
当時81歳の父は宿のヘリテイジ美の山さんからスタートした
箕山ハイキングでヒーヒーフーフー、
初めてのトレッキングポールの威力に感謝感激。
そして下山は力尽き、皆でヘリテイジ美の山さんでお昼をとったあと
急遽送迎バスのお迎えに駅へと向かうバスに一人お世話となり、
自力での下山は断念した。

そんなあれこれを思い出しながら、
夏休みにまた78歳の母に山の景色をと6月末から企画。
山頂まで行かずともゴンドラで山野草美しく眺望も無理なく楽しめると
昨年訪れた入笠山に行き先を決めた。
手頃な日帰りバスツアーと思っていたが、
82歳の父が自由が利かないバスツアーはパスというので
7時半新宿発のあずさ3号5号車に乗り、富士見駅からシャトルバスで。
そして、温泉に浸かってゆっくりしようと、
こちらは田舎からの帰り道、両親と必ず1泊した思い出の上諏訪に。

台風が通り過ぎたあとの入笠山は午前中は曇り空だったが
午後は青空が広がり素晴らしい景色を見せてくれた。
色とりどり山野草が咲き乱れる中、写活しながらのんびり歩く。
オーダーストップのかかってしまったマナスル山荘での昼食を諦め、
花畑を少し散策してから、行きは楽な車道を歩いたので
戻りは山道を通り、湿原前の山彦荘へ。
とろろ蕎麦(冷し)をいただいた。
母の山菜蕎麦が先に来て、様々なきのこたっぷりに
そうだ、山彦さんのご主人はきのこ狩りの名人だったのにと悔やまれたが
とろろ蕎麦にもきのこがあって嬉しかった。
もう一度山野草園を巡りたいという母に
父はゴンドラで先に降りコーヒーでも飲んでると。
今度は八ヶ岳展望台まで足を運び、鐘を鳴らし
夏の青空の広がる雄大な景色を堪能する。
日の差す花々は一層美しく、写活にも力が入る。
昨年のソフトクリーム割引券を提示するも無効だったのは恥ずかしかったが
ルバーブソフトミックスは美味しかった。

祖母が他界してからご無沙汰となっていた上諏訪での定宿。
受付でスタッフさんのもう10年振りくらいになりますねに
父はとっても恥ずかしそうで、でも嬉しそうでもあった。
両親を残し、夕飯まで夕暮れの諏訪湖を散策。
諏訪湖への水切りや諏訪河畔公園の羊のオブジェにまたがったり、
10年前まで毎夏やっていたことを
まるで体が覚えているかのように自然にやっている。
その公園で20時半からは10分間の恒例のサマーナイト花火。
8月10日は特にスペシャル花火デーで15分間。
それはそれは美しい大輪の花火のオンパレード。
懐かしくて美しくて素晴らしい諏訪湖の夜だった。
そして、家族で元気にまたこの地に来られた幸せをかみしめる花火だった。

高齢の両親との旅は、先が見通せない今しかできないこと。
沢山悩んだけれど、やっぱり行ってよかった。



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2 コメント

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Unknown (たまボブ)
2021-08-12 15:56:36
ご両親との諏訪への旅、無事行けてよかったですね。
僕も父が亡くなる前は、両親を連れて奥日光の散策に何度も通いました。
諏訪湖にも一泊旅行で行きましたよ。
母は92歳になり一緒の旅は出来なくなりましたので今はよい思い出となりました。
元気なうちにあちこち出かけ、美味しいものを食べて親孝行してください。
また楽しかった旅紀行を読ませてくださいね。
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たまボブさま♬ (チョコ)
2021-08-12 16:35:03
こんにちは。
入笠山で珍しい蝶を見かける度に
たまボブさまならきっとすぐ名前が出てこられるだろうなと
思い出しておりました。
疲れたとは思いますが、両親とも喜んでくれて、
思い切って出かけてよかったと本当に思いました。
よい思い出があれば、それを糧に生きていけますものね。
たまボブさまのお母様もきっと、楽しかったあれこれを思い出しながら、日々過ごされていると思います。
まだまだ私も一緒にお出かけしたいと思っています。何より私が元気になれるんです。
訪問にコメントありがとうございました。
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