一期一会の日々

日々のあれこれ

大島三原山ハイキングの旅

2022-01-20 13:43:54 | スポーツ

2021.12.18 sat.~19 sun.

揚げ物をするのに新聞紙を床に敷き詰めて
その時ふと目に留まったのが、東海汽船のツアー。

 ダイナミックに火口1周!三原山お鉢まわり&温泉めぐりコース
 添乗員同行  大人13,000円

パワースポット「三原神社」や
直径350mの火口を一周する「お鉢まわり」あり、
御神火温泉と大島温泉と2大名湯も楽しめるとのこと♪

冬休みに入る最終日、仕事を終えた夜
浜松町界隈で中華料理をいただいて竹芝桟橋へ。
特2等の2段ベットタイプでフェリー船舶。
1,000円で1等にラックアップとあったけれど、
カーテンを引いてしまえばばっちり個室感覚でプライベートを確保できて、
和室で顔の部分だけパーテンションで仕切られるよりずっといいと思う。
荷物をベットに置いて、船内散策。
デッキに出て夜景観賞したり、良心的な値段設定の自販機に驚いたり。
レストランは遅くでやっていないと思っていたけれど
なんと時間限定でオープン。
だったら中華じゃなくて、こっちにすればよかったと。
どうしてもそそられて、揚げたてカレーパンと島海苔ラーメンを。
どちらも激うま!

朝6時頃大島着、御神火温泉で朝食(トースト&珈琲&ゆで卵)。
車窓から思いがけず大きく見えた富士山に歓喜するバスで三原山頂口に行き、
昭和の大噴火のスライドショーを見せていただいてからハイキングスタート!
三原神社まではコンクリート舗装された登り坂。
ハワイ語の名前の付いた溶岩を拝んだり、
ところどころにあるシェルターをのぞき込んだりしながら
いつもの山とは少し趣の違いを感じながら歩く。
噴火の時、溶岩が避けて通ったという三原神社をお参りして
鳥居から望む富士山をうまい具合に写真に収めるのに皆四苦八苦。
添乗員さんはここを参拝してから彼女ができたそうで
御利益のある神社だとお話されていた♪

富士山をバックにゴジラ岩を拝み、
さてこれからがお楽しみのお鉢周り…というところで
ここからは舗装道ではなくちょっとした悪路、
強風のためお鉢廻りをするかどうか思案中という添乗員さん。
確かに風が強く、とにかく寒かった。
ツアーのメンバーに添乗員は二人いるので
ちょっとここで先を行くのを止めようかと思っている方は?と
お鉢廻りに対する意思確認をされていた。
密かに心配していたニット帽を被ったおじいちゃんも手を上げない。
満場一致でお鉢廻り希望で歩き始めることに。
トイレは途中にないとあったが展望台の下にあり
数名がわらわらと行っていたので便乗させてもらう。

お鉢廻りに向けてスタート。
ごつごつの溶岩が石っころになっている道を進む。
富士山の絶景だけがお楽しみと思っていたら
伊豆七島がくっきり見え、その神々しいこと!
行き交う船、波が何故か静止して見えたり。
今までの山登りにない、何とも表現しがたい
心の奥から何かこみ上げてくるような気持ちになる景色ばかり。
自然の、地球の素晴らしさを訴えかけてくるような。
とはいっても、自然には抗えない
とてつもない強風との戦いの道のりでもあった。
腕を組み、ひとつになって足を出す。
その一歩がいつか懐かしい一歩になるんだろうなぁ。

お楽しみのお鉢の縁に到着。
写真では確かに見たことあるけれど、
こんなにも感動が込み上げてくるものだとは!
歴史を感じさせる、地層の色合い。
大地って、地球って、偉大だ。素晴らしい!
そしてまた、お鉢の向こうには真っ白い富士山が~。
もうため息しか出てこない。
いやいや、強風と激寒で、鼻水もか…。

皆の感嘆符をその場に残して、一路大島温泉ホテルへ。
今度は房総半島が姿を現したり、
途中、日本国内唯一という砂漠、「裏砂漠」を教えていただいたり…。
 鳥取のあれは砂漠ではなくて、砂丘なんですって。
「ジオ・ロックガーデン」を抜けて、「いつか森になる道」の草原を通り、
「こもれびトンネル」という森の中を歩く。
「再生の一本道」といわれるだけあって、
歩いているだけで植物再生を体感できるよきコースだった。

12時頃大島温泉ホテル着。
お昼はべっこう丼(青唐辛子で漬け込んだ白身魚の丼)、
大島揚げ(明日葉を練り込んだ地魚のすり身揚げ)、
明日葉のおひたしにアラ汁。
そして、内湯の温泉、三原山を見ながらの露天風呂を満喫!
最高だった!

帰りのジェット船出発まで、お土産物を見て過ごす。
大島牛乳(120円)、大島牛乳アイス(300円)を船内のお伴に。
これがまた、最高に美味しかったぁ~。
竹芝について島内ショップをもう懐かしく覗いていく。
海を渡ると値段もアップ! これは、また島に行くしかない!

夕飯は新宿で青葉の牛タン。
これもまた美味で最高の旅の締めくくりとなった。

これが2021年冬休み、年末年始のスタート。
これでもかというくらい、この冬休みはかつてなく遊び回って
コロナ禍の鬱々としたこの2年間を吹き飛ばしてくれたかのよう。
楽しかったなぁ。


初詣山歩き 

2022-01-06 16:05:34 | スポーツ

2022.1.5 wed. 晴

初詣を兼ねて今年の初山歩きは栃木県足利の
関東ふれあいの道の一つ「歴史のまちを望むみち」というハイキングコース。
織姫神社の駐車場に車を停めてタクシーで移動すること3,000円。
行道山浄因寺〜寝釈迦〜両崖山〜足利織姫神社へと繋がるコース。
低山山歩きガイド的な本からこれならばと膝痛しのチョイス。
そして、昨年山火事でなくなってしまった休憩所再建のNHKの放送を見たのが決め手。

トロッコ乗り場のある行道山浄因寺駐車場からいざ出発!10:30
いきなりの階段尽くしで寒いけれど息も上がる。
優しいお顔の石仏たちに見守られ、無事浄因寺到着。
絶景が拝められるかと巨石に建つ清心亭へと恐る恐る空中橋の天高橋を渡ったが、
眺望が見えるポイントには行き着かなかった。
天高橋の真下、巨石と巨石の間をすり抜け、
トロッコの到着口のトイレを借りる。
澄んだ空気の穏やかで静かな佇まいの浄因寺は心洗われるようで
新年心新たにするにはもってこいの場所であった。

浄因寺をあとにすること10:48。
相変わらずの段差のある山道を休み休み行く。
今回のお楽しみスポット、寝釈迦に到着10:56。
寝釈迦が予想と違って小さくて驚いたけれど可愛かった。
そこからの風景がまた素晴らしくて、感嘆符!

行道山442㍍山頂到着11:35。
栃木百名山なんですね-!
山座同定盤もあって、眺望ばっちり、富士山もくっきり!
ここにたどり着く前にはダウンも脱いで既に一汗かきかき。
剣が峰頂上417㍍到着11:48。
木にくくりつけられた手作り感満載の可愛い看板には
足利百名山第9座大岩山とあった。
それにしても赤城おろしの厳しいこと!
道中吹き飛ばされそうな寒風にさらされ
暑くなっても休んではあっという間に冷えるの繰り返し。

大岩毘沙門天に到着12:15。
本堂でお参り後、石段から鐘楼へと渡り、一突きしたいけれど我慢。
更に石段を下り山門をくぐり抜ける。
この山門が雰囲気があってとっても気に入った。
車道に出てベンチで一休み。大岩山西公園でトイレ。
アーモンドチョコを口に放り込み、気合いを入れ直してまた歩き出す。

高いところから低いところへ…
なので、下る一方かと思いきやアップダウンの繰り返し。
粘土質の山道に枯れ葉がこんもりで油断ならない。
そして、出てくる岩場岩場…! 大好きだけどね。
簡単な道だと思ってウォーキングシューズにしようとしていたところを
タクシーに乗り込む寸前、登山靴に急遽変えてよかった!
数少ない山人さんにすれ違う度に、両崖山はこちらかと問う。
最後の登りを前にして、このひと登りですよとお返事をいただいたときの喜びや如何に!

御嶽神社のある両崖山山頂251㍍についに到着13:46。
それまでの登山道には山火事で燃えてしまった木々も残り、惨事の痕が伺えた。
それでも山は生きていた。木々は芽吹き、頑張っていた。
自然を大切に、大事にこれからも歩かせてもらおう。
山頂から少しおりたところに、この度テレビで見たというウッドデッキの休憩所があった。
そこでお昼のおにぎり2個をいただく。
ウッドデッキに座って足をぶらぶらさせながら
目の前に広がる展望にため息が漏れる。
首がぐるっと回る方位に広がるパノラマビューは素晴らしく…
雪白い男体山、スカイツリーに新宿副都心…その眺望はまったく飽きない。
おそらく参拝に登られた年配のご夫婦が
こんなに綺麗に見通せるのはほとんどないと仰っていた。
初めてのコースでこんなよい日に恵まれるとは
2022年、きっといい年になるだろう!

後ろ髪引かれる思いでウッドデッキを後にする14:10。
ここからも岩場たっぷり。
あのご年配のご夫婦がここを登ってきたのかと驚く。
そして、ウッドデッキの材木を担いでここを登ってきたのかと思うと
感動でいっぱいになる。
そんなこんなでラスト感無量の思いで歩みを進める。
きらびやかな織姫神社に着いたのは14:51。
これからのことよりも、これまでの様々なご縁に感謝のお参りを。

織姫神社駐車場15:00ジャスト着。
神社からこの駐車場までの石段がとてつもなく長くて驚いた。
カラフルな鳥居が巻き道のようにあったけれど、そちらの方が楽だったかも。

この記事を書くにあたって色々復習したところ
もっとコースについて下調べしておくべきだったと今後悔。
大岩山の巨岩や奇岩のこと、
行道山浄因寺の清心亭への空中橋が
葛飾北斎の描いた『足利行道山雲のかけ橋』のモチーフだったとか
織姫神社のカラフルな鳥居は女坂でカラーに意味があったこととか。
 でもいいや。
素敵な景色は目に焼き付いているし、
その時その時感じたものが心に残ってる。

 遅ればせながら…
  2022年、今年もよろしくお願いいたします
  覚書のような当ブログに、ご訪問心より感謝いたします