天気が悪くなったり、風邪を引いてしまったりで延期に次ぐ延期。
腰の不調もあって、それはそれでまだ時期ではないかなと
流れてほっとした部分も無きにしも非ずだったけれど、
リハビリも一旦終えて、今の状態をいよいよ試してみたい。
けれど梅雨にも突入。
先々に予定を立てるとまた天気に左右されてしまう。
この週末は確実に雨なし。
咳がまだ残っているけれどまあ大丈夫だろうと
6/7(土)は出勤日だから、6/8(日)にと心に決める。
登る山は一択。登り口から山頂まで40分程度の大好きな日和田山。
岩場の男坂を避けて、登りでは初の女坂から。
折角だからとこれまで流れてしまった友人に声をかけてみる。
腰を痛めた時に一緒だった高校の友人は、
体調万全になってから行こうとお返事。
日曜はお嬢さんが帰ってくるから都合も悪いかなとごり押しせず。
登山をしてみたいと言って予定した日、
雨であけぼの子どもの森公園散策に変更した友人は
紫陽花の頃ではないけれど予定通りの日和田山だしと声をかける。
でも先約有り…でこちらは7月にまたとなる。
夫婦登山の方はどんな歩きかわからないし、
初めて同行するのに迷惑をかけるのも嫌だなとパス。
いよいよ気軽にのんびりソロかなと決めたところ
膝のリハビリ中の隊長にぽろっと話すと、
自分もお試し山歩きがしたいからとご一緒することになった。
田部井淳子さんの碑に今日の無事を心でお願いしながら
11:43 登山口スタート。いつもの「シゼンオ大切ニ」が出迎えてくれるのがとっても嬉しい。
スタートと言ってもひと坂登ってまずはトイレ。
ポールも用意して準備万端、いざ!
第一鳥居までの最初の登りが、いつも案外辛かったりする。
今日は丁寧に一歩一歩、足裏全体がきちんと同時に付くように
フラットフッティングを心がけてゆっくりと。
隊長はそれなりにゆっくりだけど、相変わらず飛ばしがちで途中休み休み。
どんなにゆっくり歩いても、結局は追いつける。
息が上がることもなく一の鳥居に到着。
大丈夫そう! 嬉しい!
鳥居の先に見える男坂と女坂の分岐点。いつもは好物の岩場のある男坂。
でも今回は大事を取って登りでは初となる女坂へ。程なくして燃えるようなきのこを発見。
これが掲示のあったカエンタケ?
下りで改めて掲示物を見たけれど、ちょっとフォルムが違うなぁ。
左手には可愛い観音様も目に入る。いつもは気がつかなかったよ。
あー、それにしても山道が楽しすぎる!
新緑は過ぎたけれど気持ちの良い森林浴。
はびこる根っこ、大きな蟻の右往左往も愛おしい。
12:15 明るい日差しが前方に見えて、二の鳥居到着。
鳥居越しに巾着田が見えるこの景色、大好きだぁ。あれっ?! 紫陽花が咲いている?!
拡大して巾着田を撮影。それをまた拡大して見る。
何となく緑の色が周りと違って、青い花の連なりに見えるけれど…!
さて、隊長の登りのゴールは予定通りここまで。
しばし景色を楽しんだ後、一人山頂へと向かう。
金比羅神社をまじまじと見つめ、
裏手で一人ならと岩場を選択。
この感じ! 懐かしくて楽しいなぁ。
でもね、ここを終えたら一気に腰が重くなった。
腰と連動しているという股関節が硬いから
岩場の足の曲げ伸ばしに一気に腰へ負荷がかかったんだろう。
ちょっと調子に乗りすぎた。反省。
春にはヤマツツジなどの色とりどりでウキウキする花の道を
今は花もなく重い腰と一緒にしょんぼりしながら歩く。
それでもこの道から見える景色は大好き。山頂への根っこはびこる最後のひと登りは慎重に。
12:28 日和田山登頂。
金比羅神社の左手に出る巻き道で戻ろうと、下りは高指山方面へ。
岩場根っこを丁寧に丁寧に下っていく。やっぱり腰に微妙な違和感有り。
最初の分岐で曲がってしまったので、結局山頂へのひと登りのところに出る。
神社裏では今度はおとなしく岩場は避ける。
12:40 二の鳥居に戻ってきた。
ひたすらストレッチをしていたという隊長と合流。
山頂では撮れなかった記念写真を撮ってもらい、
名残惜しく鳥居越しの同じような景色を何枚もスマホで撮る。
12:50 女坂にて下山開始。
金比羅神社から鳥居までの足取りで既に好調とお見受けできた隊長。
元々下りがめちゃめちゃ得意の方なので、水を得た魚のよう。
私に至っては足よりも腰がすっかり重くなって
歩みを止めては腰からくの字に折れるストレッチを繰り返す。
女坂の唯一手すりのある男坂ポイントをクリアしてほっとしたのも束の間、今回初の腰ぴきーっがやってくる。
大きな木の幹に隠れてひたすらストレッチ。
祈りを込めてストレッチ。
一の鳥居手前で不思議な物体を見るご夫婦と一緒になって
驚きしげしげと眺めていると、
気を取られたのかいつの間にか腰も落ち着いた。
一の鳥居を過ぎていつもは右手のヤマツツジの園の方に向かうけれど
何も咲いていないだろうし
あっさり通常ルートへ。
登山口へと続く最後の1本道の先には栗の花が満開。
今日は至る所で目に付いたけれど、日高は栗の産地なのかな。田部井淳子さん、無事終えました。ありがとうございます。