呼人
2006年09月13日 | 本
野沢尚著 「呼人」
小学校までは普通に生活していたが、
12歳で肉体的、精神的成長が止まり、
永遠の命を持つ主人公の「呼人」。
小学生時代の友達は大人に成長し、様々な人生を経験していく。
それを12歳の目で見守る呼人が自分の出生の秘密を解き明かすために、
生みの母を探し求める。
冒頭では「スタンド・バイ・ミー」みたいな冒険少年小説かと思いきや、
社会的な要素も含み、想像も付かない結末に向けて、読むほどに引き込まれた。
永遠の命とは果たして幸福に繋がるものなのであろうか
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