ララピポ
2008年09月02日 | 本
奥田英朗著「ララピポ」
表紙を見たときから、嫌な予感がしたんだけど・・・
「空中ブランコ」や「サウスバウンド」などで有名な著者だから、
そんなことはないだろうと思い、読んでみたらエロ小説(?)だった・・・
でも当然ただのエロ小説なわけが無く、連作形式になっており、
エピソードごとに主人公は変わるけど、どこかで話は繋がっている。
そう、劇団ひとりの「陰日向に咲く」のように・・・
あれ?両方とも出版社は幻冬舎だな。
まさか編集者も同じでは・・・?
読むにつれて、話の展開が気になり、一気に読んでしまった。
さすが奥田英朗ワールドだ!
なお、ララピポは成宮寛貴さん主演で映画化され、2009年正月に公開される。
それにあたり奥田英朗氏のコメント「いいのか?本当に映画にするのか?」
まさにその通り!爆笑してしまった
文庫で読みました。
劇団ひとりの「陰日向に咲く」も、
文庫の発売が一緒だったので、
続けて読んだのですが、
構成が同じだったので、
あれっ?って思いました。
映画も何処まで
映像化されているのか楽しみでもあります。
私も「陰日向に咲く」を読んでから、「ララピポ」を読んだので、続編を読んでる気になりましたよ。
「陰日向に咲く」は面白かったんですが、行間は広いし、文字が大きく、凝縮すれば半分の厚さになるんじゃない?と思えるほど。だから読み応えという点では、物足りなかったですね。
映画「ララピポ」では、お笑い芸人が多数出演するので、お色気よりもコメディ路線になるのかな?