僕がボクであるために

オートバイとロックと読書が好きで、ちょっとシャイで自己表現が下手だけど、ブログを始めます。

リミット

2006年04月21日 | 
野沢尚 著

今社会問題になっている子供誘拐を題材にしたミステリー。
全編ハラハラドキドキするけど、
子供がいる親としては許せない行為の描写があり、
もろ手を上げて楽しめなかったな。

だって子供の臓器が目的で誘拐するんだよ!

馳星周 著「鎮魂歌ー不夜城Ⅱ」の主人公劉健一でさえ、
初めは手を出さなかった子供の臓器売買(最後には手を染めるが)を、
このリミットの敵役である女性はなんのためらいも無く、
金のために臓器目的で誘拐を重ねていく。

しかし主人公である母親がヒーロー的ではなく、
不死身か!と思うほど打たれ強く、我子の救出に向かうのが嬉しい。

やっぱり「母は強し」だ!


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2 コメント

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東南アジアでは・・・ (かず)
2006-04-22 00:36:38
一時問題になったけど、金銭を目的とした臓器売買が行われているんですよね・・・

貧しい国では、腎臓一つ売れば一生暮らせるみたいな感じで書かれていたのを覚えています。

概要を見る限りノンフィクションのような気もしますね。。。
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確かに (ロック)
2006-04-23 22:49:23
本の中にも、そのような記述がありました。

食うに困って臓器を売るとか。

その点はリアリティがありますね。
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