本物の音

昨日「伝説のコンサート　山口百恵1980.10.5　日本武道館　引退直前　最後のステージ」を見た。
再放送だと思う。
百恵ちゃんは同じ年。このコンサートはリアルタイムでも見た。

最新リマスター映像とか、、、とにかく最近の技術には驚嘆！
百恵ちゃん歌が上手い！宇崎竜童・阿木洋子夫妻の作り出す曲が素晴らしい。
これを当時、20代前半の彼女が完璧に歌いこなしている。3人の作り出す世界が圧倒的な力で迫ってくる。

見ていて、とにかく良かったのは全部生音。
ビックバンドが入りベースも、ドラムも、ギターもキーボードも、、、ストリングスまで！
コーラスも！
「打ち込みなんかじゃないぞ～！」と叫びたくなる！
あの時だから出来た、最高に贅沢な音。

最近はPCだけで、だれでも作曲、アレンジ、あらゆる楽器の音、ぜ～んぶ1人で作れる。
それはそれで良いのだけれど、、、60年代後半から音楽聞いている私には、打ち込みの「カチコチ」した音がどうも馴染まない。

昔は、ギターのコードチェンジする時の、手と弦がすれる「シュッ」っていう音、サックスのタンボ(パット)を指で押さえる「カチカチ」と言う音、そのままレコード(古い！)に入っていた。
私はそれが臨場感があって大好き。

もっとも、それすらもPCで入れられるとか！？

あんまり「昔は良かった」みたいな事ばっかり言っている年寄りには、なりたくないけれど、、、
音楽に関しては「70年代から80年代は世界、日本ともにポップスの創成期。天才の集まりだった」と思っている。