怠惰に過ごして

地下鉄の中、目的地まで後2駅。お年寄りが乗車。
「どうぞ」と立って席を譲った。
「結構ですよ」と断られた。
「直ぐ降りますからどうぞ」と、にっこり笑ってその場を離れようとしたら「ではあなたの荷物持ちます」と言われ、持っていたヨガマットをつかんで座った。
「えっ！？」一瞬唖然とした。
「いえ、いえ、結構です！」とマットをつかみ直してその場を離れた。
びっくりした。
親切心と分かっているが、、、持っている物を突然奪うなよ。

去年、一昨年と２月～３月、股関節や胸骨、頸椎の激痛に襲われた。
この時期、骨関節が痛くなると「またあの痛みが来るのか？」と、恐怖心に振り回される。これは日々の生活に悪影響を及ぼす。
何をするにも臆病になり、その事に落ち込んで来る。
そこで今年は、あえて怠惰に臆病に過ごしている。
それで良しとする。

昨日ある人からある誘いを受けたが断った。
当たり前の事だが「私にはやりたくない事を断る権利がある」と再確認した。
そして「やりたい事をやる権利もある」と思った。

自分に残された時間はそれほど長く無い。
人生の折り返し地点はとっくに過ぎた。

もっと自分本位に生きて良いのだ。