身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

終わり

2008-11-25 19:10:18 | 日記
父の入所していた老人ホーム、個室のかたずけをする。

回収業者に依頼し、全ての荷物を処分すた。

業者が来るまで、父が6年の歳月を過ごした部屋で一人、ぼ~としていた。

この部屋で父は、一人どんな日々を過ごしていたのだろ。

本音を言えば、寂しかったのだろう。

もう少し、頻繁に訪ねれば良かった。と、、当然の感情が湧いてきた。
でも、私にはこれが精一杯だったのだ。

父の面影を追ったが、何も感じなかった。
「もう、ここにはいない」それだけは、はっきり感じた。

裸一貫、東京に出てきて60年余り、荷物が次々と運び出され処分されていく。

虚しさと寂しさ。そして、どこか清々しい、潔さを感じた。

「さようなら」心の中で言った。

本当にさようなら。
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