週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

愛ちゃん、全日本優勝おめでとう!

2012年01月22日 | アルビレックス新潟

当ブログ「週末はアルビレックス!」は、記事にするのはアルビレックスに関する話題のみであるのが基本的な運営方針でありまして、稀にブロガーである八百政の私生活を垣間見ることができる話題の場合でも、常に「アルビレックス」というメインテーマに関連づけて記事を書くようにしております。まぁ偉そうに語るほどのことでもありませんが。

今までに1777回のブログ更新を行ってきていますが、サッカーやアルビレックスに関係のない話題で記事を書いたのはたった1回(ボクの記憶では)のみ。それは田中好子さんの死去にともなうキャンディーズの話題、「訃報~スーちゃん安らかに!~」という記事の時だけだったように記憶しています。しかし、今回は2度目の”掟破り”を行います。今日はアルビやサッカーの話題ではありません。

福原愛というアスリートがおります。卓球界では幼少の頃から有名な選手で、オリンピックや世界選手権など国際大会でも数多く活躍しています。全日本選手権にも小学生の頃から出場し、日本の卓球界ではもっとも有名な選手であります。その福原愛選手が、昨日の全日本選手権の女子シングルスで初優勝しました。「えっ?愛ちゃんって優勝したことがないの?」と奇異に感じる方もいるかもしれませんが、実力ナンバーワンと言われながらも今まではベスト4が最高成績で、後輩である石川佳純選手(今回の決勝の相手)が昨年優勝していますので先を越されていたのであります。

しかし今年ついに全日本選手権13回目の出場で、福原愛選手は見事にシングルス女王の座についたのです。ボクはこの愛ちゃんの優勝を、本当に嬉しく思っています。陰ながら彼女をずっと応援してきた人間としてね。

実はボク、平成一桁の時代の頃に、N市卓球協会事業部の仕事をお手伝いしておりました。その頃に当時小学校入学前だった福原愛ちゃんとその両親を卓球協会が招聘して、小中学生対象の強化練習会を行ったことがありました。愛ちゃんは当時もうすでに国民的な人気者で、話題性と集客力は抜群だったのであります。

巷では「天才卓球少女」なんて言われておりましたが、実際の愛ちゃんは天才と言うよりも「練習の虫」でありました。お母さんとの1000本連続ラリーとか、負けると泣きながら悔しがる姿とか、6歳の少女ながら「すごいな」という感じでしたね。実際に練習会では、当時、N市の中学1年生男子のチャンピオンが、愛ちゃんとゲームをして敗れました。中1の男子、しかも市内のチャンピオンが、6歳の幼稚園児の女の子に負けたわけなので、随分彼の精神的ショックを心配しましたけどね。

昼間の卓球練習会は滞りなく終了し、夕方から愛ちゃんのご両親や県内の卓球関係者との懇親会が行われました。会場は確か農協福祉会館(現パストラルN)でありました。約2時間の懇親会でしたが、大きな問題が持ち上がりました。懇親会では当然アルコールが入るわけですが、大人である福原家のご両親はともかくとして、小学校就学前の愛ちゃんの面倒を誰が見るか(要は飲み会の最中の愛ちゃんの子守をどうするか)ということでありました。

そこで八百政は、重大な任務を命じられたのであります。命じたのは、当時N市卓球協会の重鎮だったA氏でありました。「おい八百政(ボクは当時まだ30代前半でした)、お前の娘って確か愛ちゃんと同い年だったよな。懇親会の最中の愛ちゃんの面倒は、お前が見ろ!」。はい、ボクは愛ちゃんの子守役を命じられたのであります。

ボクが愛ちゃんの面倒を見た(というか一緒に遊んだ)のは、わずか1時間半ほどのできごとでした。折り紙をしたり、あやとりをしたり、一緒に絵を描いたり、仲良く遊んだのであります。途中でお母さんもおみえになって、「すいませんねぇ…面倒見てもらって」などとお声がけもいただきました。当時6歳の愛ちゃんはとても聡明な少女で、「おじさん、ビール飲めなくて可愛そうだね。私が持って来てあげるね。」などと言って、懇親会場と行ったり来たりしながら、ボクにビールやおつまみを持って来てくれたりして、ボクとしてはとても楽しい子守の時間を過ごしたのであります。

その後、愛ちゃんは小学生にして全日本選手権に出場したり、中国に武者修行に行ったり、全中やインターハイで優勝したり、早稲田に入ったり、プロになったり、日本を代表し世界で通用するアスリートとして脚光を浴びてきました。ボクはその間ずっと、あの6歳の時の愛ちゃんとの思い出を胸に(笑い)、陰ながらずっと応援を続けてきたのであります。もちろん、1人の卓球愛好者としてもね。でも、とにかく残念だったのは、あの時に記念に一緒に写真を撮っておかなかったことなのでした。「八百政、なかなか作り話が上手いな」って言われるのがオチでしたからね。

その愛ちゃんが、今年、念願の全日本チャンピオンに輝きました。ボクはまるで保護者のような立場で、彼女の優勝を喜んでいるのであります。しかも、決勝で戦う愛ちゃんの首には、可愛いハート型のネックレスが揺れていたことも、ボクは見逃しませんでした。「もしかしたら、噂のテニスボーイからもらったのかな?」なんていう別の意味での心配も、保護者の立場でしておりました。

福原愛というアスリートが今年さらに大きく花開くことを、ボクは心から期待しているのであります。がんばれ!福原愛ちゃん!

 

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3 コメント

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気になりますね。 (三条のオレンジ・オヤジ)
2012-01-25 21:47:42
以前に何かの縁で関わった人は、いつまでも
気になりますよね。

きっと愛ちゃんも、八百政さんを忘れていな
いと思いますよ。
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Unknown (vegakuma)
2012-01-26 21:33:01
 しばらくぶりに書き込みます。
 今年もよろしくお願いします。
 愛ちゃんの遊び相手とは、とても愉快な話でした。
 愛ちゃんは、仙台出身です。だからベガクマもずっと応援していました。9歳で愛ちゃんの卓球のために大阪に家族で転居していますが、今でも宮城県が生んだ卓球少女だと思っています。

 いい話聞かせていただきました。
返信する
愛ちゃん (八百政)
2012-01-29 07:13:07
>三条のオレンジ・オヤジさん
いやまぁ、さすがに愛ちゃんはボクのことは覚えていないと思いますが…(笑)。
それでもやっぱり、保護者的な視線も含めて愛ちゃんは応援していきたいと思っています。

>vegakumaさん
お久しぶりです。
そうでしたね。愛ちゃんは仙台出身、大阪のミキハウス、青森山田高校、早稲田大学と、活躍の場を変えていったのでした。
そうそう、昨日BSの「Jリーグのある風景」でベガルタの特集をやっており、興味深く拝見しました。「ベガルタ、やるなぁ…」と感心して見ておりました。
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