週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

貴章と岩政

2010年07月30日 | アルビレックス新潟

サポ仲間のHさんから、「毎日新聞に貴章の”いい話”が掲載されていましたよ」と情報を教えてもらいました。毎日新聞の「記者の目」というコーナーです。「W杯で体感したサッカーの魅力」というタイトルの記事です。詳しくはここね。

ちょっと抜粋しさせてもらいます。一部抜粋です。「貴章のいい話」ではありましたが、日本選手団としてはあまりいい話ではありません。

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◇住民との交流に加わらぬ選手も

 少し残念な光景もあった。日本が1次リーグ突破を決めた後、ジョージの黒人居住区のグラウンドで代表選手と住民の交流会があった。自分のシャツやボールを差し出す子供たちに、代表選手がサインで応じる。しかし一部に子供たちに近寄らず、遠くから見ているだけの選手もいた。

 ある男の子はシャツに書いてもらった12という背番号と矢野貴章選手のサインを示して私に「何ていう名前の選手? ポジションは?」と目を輝かせて尋ね、岩政大樹選手に赤ん坊を抱いてもらった母親はその様子をいつまでもうれしそうに眺めていた。

 サインがきっかけになって、遠い南アの子供たちが、全く知らなかった日本の選手に興味を持ち、W杯後も新聞やインターネットで活躍を追いかけるかもしれない。日本の選手には、自分たちが、そういう存在なんだということに思いを巡らせてほしい。

 似た場面をW杯開幕前にJリーグでも目にしたことを思い出す。ある有名選手の移籍加入発表がスタジアムであり、会見後、集まった3000人のファンの前に姿を見せた。だが、あいさつは一言だけ。数個のボールをスタンドにけり入れてセレモニーはあっさり終わった。

 不満の声を聞いたわけではないし、これが標準的な方式なのかもしれない。「良いプレーを見せることが最大のファンサービス」という考え方もあるだろう。ただ、普段、サッカー取材を担当していない私は、寒い中集まったファンの記憶に残るようなセレモニーも可能なのでは、と感じた。選手だけでなくチームにも考えてもらいたい点だ。

 W杯で日本代表が多くの人の心を打ったのは、単に良い成績を収めたからではなく、控え選手も含めたチームワークで成長していく様子に、見る側が自分の人生を重ねて希望を寄せたからだ。そんな熱い思いをかけたくなるようなユニホーム姿を、代表チームに限らず、今後何度も見られることを望んでいる。(引用ここまで)

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わがアルビの貴章、そして「岩政先生」とも呼ばれる教員免許所有の鹿島の岩政選手が、南アフリカ住民との交流活動に積極的に関わっていたという紹介は、とても嬉しく微笑ましいエピソードです。

でも、その一方で「一部に子供たちに近寄らず、遠くから見ているだけの選手もいた」というのは、寂しいニュースです。「いったい誰だ?」って勘ぐってしまいたくなります。

アルビレックスの選手は本当にサポーターやファンを大切にしてくれるし、さまざまな地域との交流活動にも積極的に参加しています。そしてこれはおそらくチームとしての方針でもあるのでしょうね。そんなわがアルビレックスに所属している貴章は、自然にW杯の現地でも、当然のことのように南アフリカの住民の皆さんと交流活動をおこなうことができたのだろうと思います。

こんな小さなエピソードなんでありますが、ボクなんか貴章はもちろんですが岩政に対しても、ものすごく好感度がアップしました。Jリーグの対戦相手としては厄介な相手ではありますが、「あぁいい人間性を持った選手なんだな」と好きになった次第です。

そうそう岩政選手といえば、時々テレビに登場するあの個性的なお母さんのキャラクターも好きです。

コメント (3)
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