アウェイ仙台戦から帰って来ました。わが家にとって、今季初の”お泊まりアウェイ”であります。片道4時間の運転は疲れましたが、実に楽しく充実した仙台遠征でありました。まず今日の「週アル」では、3-2で勝利した仙台戦のゲームのことを中心に書きたいと思います。
今回のゲームは「世界基準のマルシオのキック」、これに尽きます。1点目は貴章がペナルティエリアで倒されて(ちょっと怪しかったけど)ゲットしたPKを確実に決めました。これはまぁ、0.5点くらいは貴章の得点ね。2点目は美しかった。フリーキックで相手の壁をかわしてのゴール。キーパーは一歩も動けませんでしたね。まさにビューティフル!そして感動の3点目、後半ロスタイムのコーナーキックの直接ゴール。計算し尽くされたゴールって感じ。3点ともセットプレーでハットトリックです。もうG裏は大騒ぎでしたよ。「世界に通じるワザ」を見せてもらったって感じでしたね。感動でした。
ゲーム前に、東口のチャント練習がありました。やべっちFCのテーマ曲のメロディで、とても親しみやすく歌いやすいチャントです。「ようやく東口にもチャントが出来てヨカッタね」とゲーム前に女房と話しておりました。ゲーム前のキーパー練習で、初めて歌われたこのチャントを聞いた東口、G裏に深々と礼をしてくれました。しかし、ゲーム中に東口にアクシデントが。相手のスパイクがかなり強烈に顔面を強打。流血と涙でグチャグチャになって退場であります。東口の一刻も早い復活を祈ります。
負傷した東口に代わって、ゲーム途中からゴールマウスを守ったのは黒河でした。しかし、残念ながら黒河の調子はよくありません(って言うかGKの突然の出場はメンタル面で難しいのでしょうね)。2-1とリードしていた局面で、交代早々に同点ゴールを許します。そしてさらにキックミスの連発。「おおい!大丈夫かよ!」と、今後に心配を残す黒河の出来でした。
マルシオの3つのセットプレーでの3得点。これはこれで嬉しいのですが、逆に言うと「マルシオ以外の選手はどうなの?」と言いたくなるのがサポ心です。ドンピシャヘッドが不運にもバーを叩いた大伍はまずまずとしても、後半ロスタイムに決定機を外したミシェウや、相変わらず「眠れる大砲」ぶりを発揮する貴章、開幕当初のようなキレがなかなか見れないヨンチョルなど、やや心配な要素を感じます。点を取ってくれる1人のヒーローの存在は嬉しいけれど、ここ2試合で奪った4得点がすべてマルシオのセットプレーというのは今後の不安材料ですね。次節を期待しましょう!
ゲーム前の選手紹介で、仙台の中原選手の名がアナウンスされた時、アルビのG裏から大きな拍手が湧きました。ボクら夫婦ももちろん拍手です。かつてボクらの心を熱くしたアルビ選手には、やっぱりブーイングよりも拍手を送りたいですよね。「あっいい雰囲気だな、これ」ってボクは素直に思いました。ゲーム後にベガルタの選手が場内を一周した時にも、アルビのG裏から中原に拍手が湧きました。その時、中原選手がその場でボクらの方に向かってお辞儀をしました。この瞬間も、何とも言えずにいい気分でしたね。
今回のゲーム、残念ながらウッチーの出番はありませんでした。スタメンは、左サイドバックは高徳、右サイドバックは大伍でした。ウッチーは左膝に大きなオレンジ色のサポーターをしてサブメンバーとして練習に参加していました。左膝のサポーターの鮮やかなオレンジ色は、場内にも映えていました。何より嬉しかったのは、ゲーム後のウッチーの勝利の喜びようです。満面に笑みを浮かべ、本当にチームの勝利を喜んでいる様子がボクらにも伝わってきて、本当に幸せな気分になりました。
今回ボクらは初のユアテック行きを果たしたわけですが、仙台駅近くのホテルの駐車場に車を入れ、「いつでも飲めるぞ」態勢で仙台駅から地下鉄に乗ってスタジアムまで出かけました。地下鉄の中には黄色いユニを着たベガルタサポももちろん目についたのですが、それ以上にオレンジ色のアルビサポが目立ちました。地下鉄の中では、ボクらのすぐ近くに小学4年生くらいのベガルタ少年サポが2人いて、いろいろ話しをしていたのが聞こえたのですが、「新潟サポ多いね」「(窓から列をなすアルビサポの数を見て)すっげぇ~オレンジだらけ」とビビッておりました。すごいいい気分!小学生相手に大人げなくてゴメンなさい。
さらにいい気分だったのは、帰りの地下鉄内や仙台駅周辺です。まさに仙台の町をオレンジが占領したっていう気分。仙台の夜の町が、まさに亀田製菓だらけであります。ボクらが10時頃入った仙台駅前の居酒屋にも、オレンジに身を包んだサポが何組も祝杯をあげていました。これこそアウェイの醍醐味、楽しさであります。牛タンもホヤも美味かった!
そうそう、今回隣の席で一緒に応援し何度もハイタッチをしたご婦人から、試合後に「いつモブログを楽しみに拝見していますよ。パソコンの”お気に入り”に入れているんですよ。」と声をかけていただきました。ありがとうございました。なかなか更新がままならない「週アル」ですが、これからもよろしくお願いします。それに今回の仙台戦で、チケットが手に入らずに困っていたボクらにサポリンを通じて連絡をくださり、チケットの購入権を譲ってくださったJさんがいなければ、仙台行きは実現しませんでした。この「週アル」のおかげでネットワークが広がり、たくさんの皆さんから便宜を図っていただいたり、応援していただいたりしていることに、実に幸福を感じています。これからもどうかヨロシクお願いいたします。