『 おやじんのながばなし 』

半世紀生きてきました。今日は何の話をしましょうか。

KOKUSAI S&W M19

2015-09-13 21:35:54 | Gun&Military
4インチモデルが次元大介の愛銃

S&W社(スミス&ウェッソン)が開発したリボルバー(回転式けん銃)。


今回のGunはモデルガンではなく、BB弾を発射できるガスガンです。


購入したのは多分25年ほど前だった気がします。


このモデルは4インチで、定価¥8,900
同封のカタログで2.5インチが¥8,800、6インチが¥8,900になってます。
モデルガンと違い、銃身は各インチへ交換が可能な構造です。

M19と言えば次元大介でしょ!と、あえて意識して、
4インチモデルを購入したんですよ。

とは言うモノの、私ゃリボルバーにはあまり興味が無く
数少ないコレクションの中では、コンディションは良い方です。



M19とは、軽量なKフレーム(38スペシャル口径)で
高威力の357マグナム弾を使用出来るように改良されたリボルバーで
「コンバットマグナム」の第1号となった銃です。

それまでは高威力弾の使用は1サイズ大きいNフレームを用いていたのです。

マグナム用として軽量で使いやすい事もあり、ポリスオフィサーはもとより
一般市民のセルフディフェンス用として最もポピュラーなハンドガンになりました。



撃った感じとしては、パワーも現在の製品と比較したらかわいそうな感じ。
今では当たり前のBB弾に回転を与えて飛距離を伸ばすホップ機構も無く、
発射直後からBB弾は弧を描いて緩やかに落下して行きます。



当時の各社モデルガン、リボルバーモデルにありがちな現象として、
ハンマーを起こす時に連動してシリンダーが1コマ分回転しますが
ノッチの精度が良くなく、次弾発射位置まで正確に回転しきらないモノが
多く、まあ、こんなもんと言う感じで当たり前だったのです。

モデルガンなら発火するだけなので、深刻な問題は無いんですが
BB弾を発射するこのモデルでは、きちっとシリンダーが回転しきって
次弾が銃身の中心に到達していないと、引っ掛かって発射できません。

これの凄いのは、ちゃんと回転しきる精密な設計と作動する事で、
実銃では当たり前な機構が、当たり前に働く事なのです。

この「ハンマーがフルコックする前にシリンダーが回転しきって止まるカチッと感」
いやぁ当時かなり新鮮でしたよ。



右側面の刻印。左側ハンマーの下に見える部分。
本来はS&Wロゴ刻印が入りますが、版権の関係でしょうか、
各モデルガンメーカーのロゴをS&W風にアレンジしたモノが打たれてました。

この製品では「KOKUSAI」をアレンジしたロゴ。
S&W風ですがK&Sみたいな感じかな??

シリンダー下に見える右の刻印も
それらしくアレンジされた文字が入ります。


バレル側面には「SMITH & WESSON」とメーカーの刻印が入ります。
写真撮るの忘れましたが反対側は「S&W 357MAGNUM」と誇らしげに入っています。

カートリッジは357マグナム弾と同寸のリアルサイズ。
シリンダーへカート6発を1回で装填出来るスピードローダーも有りましたが
いつの間にか紛失してしまいましたねぇ・・・



フロンガスの注入はグリップ底部の穴が開いてる所から行います。

グリップ内のタンクからハンマーが弾丸底部を叩く位置にガスバイパスがあり
357マグナム弾カートリッジ先端に押し込んだBB弾を発射するため、
ガスが抜けて行く構造です。

この複雑で距離の長いバイパスがパワー低下を招いてるのだと思うんです。

その前にコクサイ初のリボルバーガスガンだったはずで、
思考錯誤有ったんでしょうが、この装備でこの価格は素晴らしいと思います。



上のGunは「Nフレーム」いわゆる44マグナム用の「M29」です。
フレームもシリンダーも一回り大きいのがわかると思います。

比較に持ってきたM29(下の写真では右側)はMGC社のモデルガン
MGCのカタログでは「HighwayPatrolman44」の商品名。

バレル(銃身)も1サイズ大きいですね。


コクサイM19のフロントサイトには実銃同様「台形」の
レッドポイントが別パーツで付きますが、MGC製は赤いペイントになります。

ちなみにリアサイトは実銃通り上下左右に微調整が可能と
気合いが入っております。



44マグナムはダーティハリーの影響で、
当時の中高生マニアはみんな持ってましたね(特に8インチ)
でも握った感じはM19の方がしっくりきます。

ただし両モデル共にABS樹脂製のため、
持った感じは軽量でスカスカ~がちょっと残念です。

銭形警部、ルパン、不二子、次元とレポートしました。
あと一人残ってますよねぇ。


最後は五右衛門の「斬鉄剣」か・・

8 コメント

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つまり (川井)
2015-09-13 23:58:17
パイソンのモデルガン昔もってました。あれも流行りました。M29も金色のを持ってましたが、子どもには重かったですねえ。
で、日本刀を買うという前フリだった訳ですね。判ります。
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川井さん (Oyajing♪)
2015-09-14 00:10:37
パイソン持ってましたか!
当時は44マグナムと人気を二分する程の有名モデルですね。

6インチモデル持ってたんですが、これも紛失・・・
改めて購入し直したいと思いますが、経費が回りません・・

M29の金色金属モデルは持ってますので(CMC製)そのうちレポートさせていただきます)

えーーーーっと・・・
日本刀?斬鉄剣???
資料によると隕石を原料としたらしいですが・・・
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Unknown (nabe)
2015-09-14 13:17:39
あみんもガンも話がマニアック過ぎて
薄っぺらい人生のオレには突っ込める隙が無いです
せめて政治の話でも・・・いやいやw
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リボルバー (ダイニ☆テンリオー)
2015-09-14 17:28:11
モデルガンのコクサイM10を持ってました。コクサイがスゴいのはやっぱりシリンダーが所定の位置まで行ってからハンマーが落ちる、これですよね。マルシンのエンフィールドも持ってましたがこれはハンマーが落ちるタイミングが割りと大雑把でしたね。

M10は基本、100年前のモデルになりますが、現代にも使えるレベルにあるのがスゴいです。

ベトナム戦争の頃、海兵のパイロットが自腹で購入して万が一の時のサバイバルガンとしてたそうです。

おっと、M10ネタばかりですいません(笑)
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nabeさん (Oyajing♪)
2015-09-14 20:30:25
マニアックでわかんないなりにも一言残して頂きまして、感謝しますよ!

では次回ご希望に添えるよう、政治、宗教、野球の話なんぞを・・・
(接待で出しらいかん、3大ダメダメネタ・・やりませんって・笑)

だってまだバイクネタが出来ないんだもーーーん。
一番苛立ってるのは私本人だったりして(汗)
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ダイニ☆テンリオーさん (Oyajing♪)
2015-09-14 20:43:32
これらの内容をわかって下さる方のコメントにもさらに感謝です!

いつの頃からか「リボルバーのコクサイ」と言われるようになってるんですね。
実は私がまだ中高生だった頃「国際産業」時代の商品群はお世辞にもトップメーカーと呼べる代物ではなかったんです。
コモダよりマシ。マルゴーとどっこい・・・
ややあって「コクサイ」に社名を変更した辺りから、外観も品質もアップしたように思います。

M10=ミリタリー&ポリス。
Kフレームの元祖みたいなGunですよね。
私もメーカーわかんないのですが(マルゴーかな?)金属製のを持っていました。
ジャンク品なので処分しちゃったんですけど。
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おーーー (妖怪「単車わらし」)
2015-09-19 13:41:06
いよいよ、日本刀振り回すんですね(笑)

知識なくて絡めずすみません(涙)
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妖怪「単車わらし」さん (Oyajing♪)
2015-10-06 22:07:37
遅レスすみません・・・

えーーーっと、答えは「斬鉄剣」持ってまへんから振り回せまへ~ん!
わても知識無いので、絡まずが正解でござる。
これにてごめん!
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